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涼はジャガイモの皮を剥き、その後人参とジャガイモを切っていく。
食べやすいようちょうどいいサイズに切り揃えた後、ボウルに入れる。
刻んだ玉ねぎとは別のボウルなのは、玉ねぎは飴色になるまで炒めてから鍋に入れるからだ。
ともかく、彼はまな板をひっくり返してから豚肉をまな板に置く。
野菜と肉を切る部分が別なのは食中毒の対策であるためなので、
まな板は面倒くさくてもひっくり返した方がいいのだ。
ともあれ豚肉も食べやすいサイズに切り揃え、新しいボウルを出してそこに入れる。
そして涼はまず厚手の鍋で玉ねぎを炒め始めた。
玉ねぎが飴色になるまで炒めるので、強火でもそれなりの時間が掛かる。
「まあ、こればっかりは仕方ないんだけどね」
そうして玉ねぎが飴色になった所で人参とジャガイモを鍋に入れる。
豚肉は案外火が通りやすいので、野菜を先に入れた方がいいのだ。
涼はある程度野菜に火が通った所で豚肉を鍋に入れ、しばらく炒める。
豚肉に焼き色が着いたところで涼は水を入れ、炒めた具材が柔らかくなるまで煮込む。
そして仕上げに市販のカレールーを入れる。
予め炊いておいたご飯を皿によそい、それに鍋の中身を入れればカレーライスの完成なのだ。




