表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/95

sequence:1-42

「ともかく、着替えを続けるわよ。まずは次の戦いに勝って、実力を見せつけてあげて」


「勝てるかどうかは分かりませんが……やれることはやります」


 愛に着替えを手伝って貰った涼は、そういってから格納庫へと向かう。


 彼は格納庫の入り口に学生証をかざし、目の前にウィラメットの搭乗口が現れるので乗り込む。


「システム、オールグリーン。いつでもいけます」


 その機械音声を聞いた涼は、それに対してこういう。


「白夜涼、ウィラメット行きます!」


 それを聞いていたウィラメットは、すかさずこういう。


「了解。ウィラメット、発進します」


 するとウィラメットの乗ってるカタパルトが作動し、ウィラメットはそのまま空へと飛び出す。


 すると、枝里から涼へ通信が入る。


「逃げないで私と戦いに来たのは認めるわ。けど、このプレスコットに勝てると思うの?」


「勝てるかどうかは分かりません。でも、全力を尽くします!」


 謙虚な涼に枝里はこういった。


「そういっても、私は手を抜かないわよ!ファントムフェザー!」


 するとプレスコットの背中にあった羽のようなパーツが分離し、そのままウィラメットへと突っ込んでくる。


「遠隔兵器……それなら!」


 近づこうとする涼の目の前を、光が遮った。


「これは……荷電粒子砲!?」


 それが荷電粒子砲……所謂ビームだと気づいた涼は驚きを隠せなかった。


「愛から聞いてなかったのかしら」


「一応は聞いてましたが……百聞は一見に如かずという物です」


 素直にそういった涼は、枝里からからこういわれる。


「でも、このくらいで驚いていたら身が持たないわよ!」


「追ってくることは分かっていても、振り切るのが精一杯で……でも近づければ!」


 どうにか近づこうとする涼だったが、その進路を枝里は的確に塞いでいく。


「どうやらその機体、飛び道具の類はあのナイフだけみたいね。なら!」


 枝里は前方にファントムフェザーを展開する。


「こうして進路を塞ぎ続ければ、いつかはじり貧になる!」


 枝里の行為に、涼は焦りを隠せなかった。


「こうなったら!」


 彼はとっさに、エレクトロタガーを取り出す。


 エレクトロタガーを取り出したのは彼のスカイアーツなのだが、それは所謂言葉のあやである。


 ともかく、彼はエレクトロタガーをとりあえず投げつける。


 だが、枝里はそれをかわせなかった。


 プレスコットにエレクトロタガーの電流が流れたため、ファントムフェザーの動きも停止する。


「それを構えている間は本体は無防備になる……なら!」


 涼はそのまま枝里に近づいていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ