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 涼は律に連れられて下着売り場へと向かう。


 律は涼のパット込みのスリーサイズを書いた紙を店員に渡す。


「分かりました」


 そういって店員は涼に合うサイズの下着があるところまで彼らを案内する。


「では、この中から選んでください」


「この中から……!?」


 涼は店員に下着を自分で選ぶよう促されて驚く。


 そんな涼に対し、律は下着を見据えながらこういう。


「下着は私が選ぶわ。流石にあなたが選ぶのは抵抗があるだろうし」


「そうですね、助かります」


 涼がそういって頷いたのを見た律は幾つかの下着を選んだ。


「こんなものかしら」


「まあ、律がそれを選ぶなら異存はありません」


 涼はとにかく早くこの場を立ち去りたかった。


 気恥ずかしさだけでなく、こんなところで性別がバレたらという思いでいっぱいだったからだ。


 そもそも涼も流石に女性下着の話は聞けるはずがないため、どういう物がいいのか分からないのだ。


 なので涼は律の選んだ下着に異存を唱えるつもりがなかった。


 そして涼はレジで下着の清算を終わらせて、律にこういった。


「それじゃあ。帰りますよ、姉さん」

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