これだから異世界人は
“空間支配チート”が俺の特殊能力ですとお伝えすると幼女kフィルロッテが、
「“空間支配チート”じゃと? また妙な能力を……異世界人は“変態”か何かか?」
「え? いえ、どうしてそうなるのですか?」
そこでフィルロッテに、“変態”と言われつつ冷たい目をされて俺は言われた。
今俺はそんな変なことを言っただろうか?
気になってミネルヴァやユキの様子を見てみるがそれは違うようだ。
よかった、変なことを俺は言っていなかったと安堵しつつ俺は、
「おそらくは何か誤解をされているのではないかと。別にそんな“変態”ではないですよ? 俺は」
「そうなのか? じゃが“空間の支配”というのは、その近くにいる女子の空間を支配して、服を破いて裸にする能力じゃろ?」
フィルロッテが不思議そうにそのようなことを言って、俺にそう言って来た。
どうしてエロ方面の話になった、と俺が思っているとミネルヴァが、
「あれは風の能力を持つ異世界人の子が、一緒にいた女の子と喧嘩をして、お前の空間を支配してやる~、と言ってやりすぎちゃった時の話ね」
「そうじゃったか? でもそれと同じようなものでは?」
「違うわよ~、今回の子は凄くて、ジングウジ自身にも特殊能力との親和性もいいからなのか“概念”にまで作用して、私の“天球図書館”にまで接続して魔法を引き出したわよ?」
「! そんな所まで“見た”じゃと!? それもここに来て一体どれくらいでじゃ?」
「一週間はかかっていないと思うわ」
「なんと……これだから異世界人は。“変態”以外の何物でもないな」
などと再び別な意味で幼女に“変態”扱いされてしまった。
これってどうなんだろうと俺が思っているとフィルロッテが、
「だがそんな特殊能力ならば一度、妾も見てみたいな。……そこそこ売れるものを作るための情報を渡すから、その能力を見せてもらってもかまわないか?」
などと言ってくる。
俺の能力に興味があるらしいが、手っ取り早く稼げる物が作れるのならば、能力を見せても問題ないだろうとは思う。
なので、
「はい。ただその代わり手っ取り早く売れるものや使い勝手のいい武器などの作り方を教えてください」
「それは構わぬが、まずはその“空間支配チート”とやらがどんなものか見ないことにはのぅ。何を作るにしても、何ができるか分からない」
「俺の方もよく分からないんですよね……どんなことができるか、か」
そう呟いて俺は、何がやりたいかで考えて、使ってみようかと思う。
そこで目の前にある本に目を移す。
空間内のものを支配できるのなら、
「ここにある本の画像を、このインクで黒白コピーみたいなことはできないのか。情報を読み取って同じものを再現する?」
「いっそ本を複製したらどう?」
ミネルヴァがそんな風に言ってくるが、そうなると空気やら何やらから紙を合成する事になりかねない。
つまり核ゆ……それはちょっとまだ怖い気がするので俺は、インクの瓶とノートを取り出して、
「ここにいる本の情報を、ノートに“転写”」
そう、特殊能力を使ってみたのだった。
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