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明日の予定

 こうして能力表示が出来る事が発覚した。

 そしてこの力を使えば、魔力の増減なども分かる。

 しかも他の人の能力もこれで分かるようだ。


 これは逆に敵に使用して、敵の能力を丸裸にして攻撃、といった事にも使えるかもしれない。

 とはいえ、戦闘をしないに越したことはない……そう俺が思いつつ、ふと気づく。

 今回魔王の配下の敵を俺が倒してしまったが、配下が倒されただと? といったように何者かがさらに追加の敵でやってくることはありうるのでは。


 嫌な想像が俺の頭に浮かぶ。

 だが今回はたまたま、という事になればここにはもう敵は来ないかもしれない。

 さてどうだろう、と俺は考えつつもこの世界に詳しいミネルヴァに、


「今回敵を倒したが、〇〇が倒されただと? 新たな刺客を送り込んでやる、といった展開にはなるのでしょうか」

「あるかもしれないしならないかもしれないわ。私は女神だけれど、彼らの志向プロセス全てがわかるわけではないの。それにそこまで手出しできないから」

「そうですか……まずは今のうちに装備を整えたり、俺もこの世界の魔法について知っておいた方がいいのか? いざという時にどう対応すればいいのかもわかるから」

「それでもいいけれど、私はジングウジの自由な発想が欲しいわね」

「俺、ゲームや漫画くらいでしか魔法について知らないのですが」

「でもその魔法や何やらをその特殊能力チートでは上手くいけば発動できるし、欲しい効果の魔法だって何でも使えるでしょう?」

「戦闘時にそんなすぐ思いつけないですよ。……やはり魔法関係の本か何かを読むか教えてもらうかしよう」


 そう俺は決めて、ようやく屋敷の中に入る。

 手に入れた果実はさっそく、ルナが嬉しそうに加工をしていた。

 そして俺は今後の予定を立てつつ、


「当初の目的である、とりあえず何か材料を拾ってくるはクリアした。後は手に入れたこの鉱石をどうするか。……何ができるんだろう? 金属というと、武器の他に農具関係があるか? だがこれからの事を考えると武器の方が良いのか。これだとどんな武器が作れるんだろう」


 そう思って今回採ってきた金属の鉱石を見ていると、そこでユキが手を上げた。


「武器関係の魔道具に関してなら私が分かります。ぜひお手伝いさせてください」

「本当か!」

「はい、私達の一族は手先が器用ですからね~」

「そうなのか。でも武器……俺が使えるような武器関連はどんなものだろうな」


 そう呟いて考えてみるが、やはりよく分からない。

 実物を見たほうがいいのか、それともそういった本のようなものを見たほうがいいのか。

 そう考えているとそこでユキが、


「では図書館に行って資料なのを見てみるのはいかがですか? 高度で専門的なものは分かりませんが簡単な物や武器の種類といったものならば、図書館に本があるはずです。それを参考にしてどんなものを作りたいか決めてはいかがでしょうか」

「図書館の本か。もしかして初心者用の魔法関連の本もあるのか?」

「あります」

「だったら明日早速行ってみよう」


 そういった話になったのだった。


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