“ステータス・オープン”
俺達が手に入れたかった鉱物の類は、一通り集まった。
そして魔王関連の魔族との初戦闘を経験した俺たちは、そういった精神的な疲れもある。
更に新しい仲間? が増えたため、俺たちはそのまま屋敷に帰ることにした。
「さて、まずは“空間支配チート”を使って、というかもう少し広くてもいいか」
そう言って目の前の空間を人が越えやすいようにする。
設定は屋敷の内側にある庭。
靴の泥などを屋敷に持ってこない配慮だ。
後はここを一歩入り込めば、
「屋敷に到着と。……行きは大変だったのに帰りは楽なのはゲームっぽいな。よし、全員戻ってこれたようだから空間を閉めるぞ」
そう俺は返して、空間を閉じる。
後はいつもの屋敷という穏やかな光景だ。
力が抜けそうになりながら、とりあえず色々と今回は特殊能力の新たな使い方を知ることができた。
それはいいとして、
「こうやって特殊能力を使い放題使っているが、魔力の量は大丈夫なのか? 使いすぎると俺、どうなるんだ?」
「この程度なら問題ないと思うけれど」
ミネルヴァがそういうが、俺としては気になる。
こうやってどんどん使って言って倒れたり最悪、“死”……。
そう想像した俺は、何かいい方法はないかと真剣に考えた。
考えて俺はそこで、空間の情報を読み取ることも俺の特殊能力があるのを思い出した。
それならば俺自身の能力を調べて、文字のような形でステータスを表示させることも可能ではないのか?
そう、“ステータス・オープン”だ。
早速だがやってみようと、自分の特殊能力を使ってみることにした。
つまり、
「“ステータス・オープン”!」
俺は使うよう特殊能力を意識しながら、そう叫ぶ。
すると小さな低重音がして、目の前にブレるように緑色の光の板のようなものが現れる。
そしてそこには俺の能力などが描かれていた。
まさしく“ステータス・オープン”、など思いつつ見ていくと、
「魔力は……これを呼び出しているだけではそれほど減らないのか。もしかしたなら“効率よく”魔法が使われているのかもしれない。でもこれくらいなら問題ないな。回復量も考えるとさっき使ったあの魔法程度は、少なくとも……ゼロの桁数が多くていうのが面倒だが魔力に関しては、好きに使えそうだ」
そう俺が確認していると、呆然としたようにルナやユキは見ている。
試しにルナに俺は聞くと、
「? どうしたんだ?」
「いえ、能力がそこそこな精度で出されていて……運って何ですか? すごくいいですね」
「本当だ。……ルナも見てみようか?」
「! わ、私は……お願いします」
ルナは真剣な表情で俺に聞いてきて、俺は見ることに。だが、
「! 凄い、実は私、運がいいのでは!」
「だから逃げてこれたとか?」
そう俺が返すとルナは真剣に何か考え始めたがすぐに腑に落ちない、と小さく呟いている。
また、そこでミネルヴァが、
「でもこのような使い方があるのね。能力表示……上手く使えば効率的にギルドの運営ができるわね」
などと言っていたのだった。
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