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チートは設定されました

 俺は空間系のチートを選択した。

 すると女神様が頷き、


「なんだか強そうなチートね。いいわ、やっぱり主人公最強で無双するのが良いわよね!」

「……スローライフはどこに」

「あ、忘れていたわ。まあ、大丈夫、その辺は適当に頑張れば」


 女神様が気楽に言う。

 逆にこんな風だと俺の方が不安になってくる。

 大丈夫だろうか、そう俺が思っているとそこで、


「では~、異世界から来た旅人、神宮寺にチートを授けん! ……こうって手を上げると女神っぽいわよね?」


 この人、本当に女神なんだろうかと不安に思ったけれどそこで、俺の足元に白い光の魔法陣が浮かび上がる。

 その光はすぐに俺の中に吸い込まれて、消えた。と、


「これでチートは設定されました。チートの名前は“空間支配”です。頑張ってね~」

「は、はあ。それでこれはいったいどうやって使えばいいのですか?」

「使いたいと思えば使えるはず? リンゴ現れろ~、とか?」


 最後の方が疑問形なのはどうだろうと俺は思った。

 だが念じれば使えるらしいのでとりあえず、


「りんご、現れろ~」


 俺は念じてみた。

 するとどこからともなくリンゴが現れる。

 ただこのリンゴはどこから来たのだろうと思うと、悪いことをしているような気になってくる。


 だから女神様に、


「このリンゴ、どこから来たのでしょうか」

「どこから呼び寄せたの?」

「……分からないです」

「うーん、だったら見てあげてもいいけれど。ただ私もこの世界に来るときは自分の能力に制限をかけているから、限界があるのだけれどね~」


 そういって女神様は見てくれたらしい。すると、


「森の中のリンゴの木からみたいだね。自然の恵みをもらっただけのようだよ」


 そう俺は女神様に言われたのだった。 


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