表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/76

チートの選択

 どのチートにする?

 そう女神様は俺に聞いてきた。

 チート(特殊能力)、俺だけの特別な能力。


 これは真剣に考えるべき内容だ。

 そう俺は考えていく。

 ハーレムを作るならもちろん、女の子にもてるようなチートが必要だ。


 だが友人関係をよくしておくことでこの世界で何とかしていくのであれば、同性と仲良くなれるチートの方がいいか。

 それとも……なんか強そうな空間操作系のチートにすべきか!

 俺はそこから考えていき……チート(特殊能力)に詳しいだろう女神様に聞いてみることにした。


「あの、このチートを選んだ場合はどうかとかも聞いていいですか?」

「いいわよ、どんどん聞いて~」

「では、女の子にもてるチートはいかがでしょうか」


 俺はそう問いかけると女神様は困ったような顔になった。そして、


「それ、洗脳系の魔法だけれどいいの?」

「せ、洗脳系……それはちょっと」

「じゃあ別のにしてね」


 女神様は安堵したようだった。

 そして今度は試しに同性で仲良くなれるチートについて聞くと、


「それを選ぶとスローライフどころじゃなくなると思うわよ。男同士で力を合わせてドラゴン退治な展開とかになるんじゃないかな」

「それは……この世界に来たばかりなのに、厄介ごとに自分からまきこまれる体質になると?」

「巻き込まれ主人公だね。嫌なの?」

「……スローライフはどこに」

「あ、忘れていたわ~、じゃあ、他の能力にしてくれる?」


 女神様が笑う。

 結構この女神様、適当だけれど大丈夫なんだろうかと俺は不安を覚えた。

 覚えたもののこれ以上どうにもならない気がしたので、


「では、空間系のチートをください」


 そう俺はお願いしたのだった。

評価、ブックマークありがとうございます。評価、ブックマークは作者のやる気につながっております。気に入りましたら、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ