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その順応性はよかったわ

 俺の答えに女神様が頷き、


「気持ちは分かるわ。私も積み本が何冊かあってね……あ、私の事情はどうでもいいわね。えっと何を聞かれたのかしら」


 そこで(事情通オタクとしか思えない)女神様に聞かれたので、俺はもう一度、


「どうして俺はこの世界に呼び出されたのでしょうか」


 それを聞いて女神様は思い出したように頷き、 


「そうそう、実は最近はやりの? 異世界転移、チート付きをやってみたくてね。どうせならそう言ったものに詳しそうな人を呼びたいなって思って、君に決めました」

「つまり今回は俺がハーレム主人公!」


 なんとなく聞いてみると女神様は大きく頷き、


「うん、ハーレムも出来るかもね~」

「ぜひ楽しませてもらいたいです」

「やる気出しているね~。うん、その順応性はよかったわ。特にチュートリアルを召喚しようとする所は最高だったわ」

「……それは見なかったことにして下さい。蒸し返されると恥ずかしいです」

「そうなの? だったら普通に女神様を呼べば私が、『こんにちは~』て出てきただけだったのに」

「……もしや俺の考えていた三つの選択肢、すべてをご存じなのですか?」


 恐る恐る聞くと女神様が、


「ええ、全部見ていたわよ。いざ連れてきたら性格が変わっちゃって、危険人物になられると困るし?」

「それは確かに。……ところでもし俺がボケたならどうなったのでしょう?」


 それは好奇心からの質問だった。

 すると女神さまが楽しそうに微笑んで、


「男しかいない世界に放り込もうかと」

「……俺、これから出来るだけふざけないように頑張ります」

「そうなの? それはそれでつまらないような気もするけれど、まあいいわね。よし、それでまずはどのチートにする?」


 そう女神様は俺に聞いてきたのだった。

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