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わかったわ!

 こうして俺たちはギルドで魔力菜緒を測定してもらうことになった。

 まずは一番初めに各々の魔力の登録があるらしい。

 という事で、俺もさっそく登録してもらうことになったのだが、


「こ、これは!」

「な、何か問題が……」

「いえ、あまりにも無個性すぎて、魔力はきれいなのですが……影が薄い?」

「……そうですか」


 なんとなくうれしくないような評価をもらった俺だが、その無個性さが逆に個性になる? という逆説的な理由で登録は出来るらしい。

 また更に無個性な魔力は女神様であるミネルヴァだそうだ。

 純粋な魔力二に近いのは女神だからよと後で自慢げだった。


 逆にルナの方はというと、


「すごく個性的です」

「は、はあ」

「これは以前、サンプルとして見せてもらった公爵家の方のものによく似ていますね」

「……」

「まあ、こんな所にいるはずがないので似ているなっというだけですよ。でも個性的ですね……これだけ個性的なら登録ができますね」

「は、はい……よろしくお願いします」


 ルナがそうひきつったような笑顔で答えていた。

 やはり親戚などだと似てしまうのかもしれない。

 けれどうまく登録はできるようだった。


 そして魔力や体力などを測りにいくことに。

 魔力測定は一番最後だそうだ。

 体力測定は、謎の四角い箱を持ち上げて、それでわかるらしい。


「よいしょっと。これでいいのかな」

「……」


 測定のおじさんが無言で俺を見ている。

 それがアレな感じのような気もしたが、ミネルヴァとルナの時も同様だった。

 だから俺の考えすぎかとその時は思っていた。


 次に回避の能力などを見てもらう。

 ボールを投げられてよけることで能力を測定するそうだ。

 なんとなくボールが止まって見えたが、そんな漫画みたいなことはないだろうと俺は思った。


 だが、体は軽くて動きやすくはなっている気がした。

 それをやると、俺と女神様はまたも沈黙されてしまったがルナが次々とボールに当たっていき、なぜか審査の人が笑顔で頷いている。

 うんうん、言わなくていい、分かっているんだというかのような……。


「私、よく物にぶつかるんです」

「そ、そうか……」


 ちょっとドジっ子な所があるようだった。

 大変だなと思う。

 それからカードを引くような検査も数回あって、またも変な顔をされる。


 ただ今回もルナの場合は、優しげな眼で審査員に見られていた。

 やがて最終的な魔力検査が行われる。

 初めに簡易的なものだと言って腕につけられたが、すぐに煙が出てしまう。


 それから、一瞬だけ手を触れてくれと言われた大きな機械があるも、少し爪の先が当たっただけで異音がする。

 ガタゴトガタゴト。

 すぐに手を放すよう言われた。


 それはミネルヴァもルナもそうだった。

 と、そこでギルド長と呼ばれる人がやってきて、


「貴方達は何者ですか」


 と聞いてくる。

 しかも武装した人というか冒険者も沢山いて……。

 この状況は非常にまずい。


 なのでここは、


「ミネルヴァ、おねがいします」

「わかったわ! え~い!」


 そうミネルヴァ答えて何かをやった。と、


「あれ? 俺たちは何をしているんだ?」


 そう冒険者の人達が言い始めたのだった。


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