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お化け屋敷要素

 いつの間にか俺の隣に座って、俺たちと一緒に鍋を食べていた猫耳少女。

 盛がいいのと、俺以外が女の子なので食べる量が少ないから大丈夫かと思っていたが、一人増えてこれくらいなら丁度いい。

 なので顔を青くして、取り皿をもって固まっている猫耳少女の更に魚を一切れ鍋から取り出して入れてから、


「まあいいや。ちょうど四人前だったから残さずに食べられそうだ」

「え? あの……よろしいのですか?」

「食べる速度を考えるとミネルヴァもルナも、二人分は食べられないだろうし」


 そういって俺が二人を見るとミネルヴァが、


「そうね。確かにちょうどいいわ」

「私も……二人分はちょっと。そう考えると丁度良いかもしれませんね」


 ルナもそう答える。

 猫耳少女は困った顔をした。


「変な人たちですね。ですが、お腹が空いているのでありがたく頂戴いたしますが」

「うんうん、あ、そうだ。せっかくだからここの町で美味しい魚や食べ物について負いえてくれ。しばらくここに滞在するからお買い得情報とか」

「それなら構いませんよ。食べ物の情報ですか? それとも武器とか……就職関係ならギルドに行ってしまった方が早いですよ。他には何かあるかな……」

「家賃が少なくていい部屋とか、宿代が安くていい宿がまずは知りたいかな」

「あ、それなら幾つか知っていますが……四人部屋ですか? 三人部屋は知っている範囲でないですからね。大体、一日当たり3500コールドが一部屋当たりの相場でしょうか」

「そうなっちゃうか。ちなみに一人部屋だと幾らだ」

「2500コールドが最低のお値段です」

「男女別の部屋にしたいが、節約を考えるとどうだ……」


 そう真剣に考えているとそこで、猫耳少女がうめいた。


「これは、もし、本当にそういったことが気にならないのでしたら……なのですが、ひと月当たり3000コールドで住める宿があります」

「……安すぎるんじゃないか? それ」

「はい。それには理由がありまして。その……その家には“幽霊”が住んでいるのです。それもずっと昔から」


 猫耳少女がそう呟くとそこでミネルヴァが思い出したように手を打ち、


「そういえば、“お化け屋敷要素”も入れたわ」

「え?」


 ミネルヴァの言葉に猫耳少女が変な顔をするが、そうなるとこのミネルヴァにお願いすればお化け屋敷は何とかなりそうな気がするので、


「それでその屋敷はどこにあるんだ?」

「お化け屋敷ですか? ……ギルドに言えば紹介してもらえると思います」

「そうなのか。いい物件が手に入ったな」


 俺は一人頷いているとそこで、


「お化け屋敷ですよ?」

「俺、幽霊は信じない主義なんだ」

「はあ、そうですか。ではそろそろいただいていいですか」

「ああ。あ、せっかくだからこの地域の美味しい魚なども教えてくれ。できればお薦めの物がいい」

「そうですね……

では、魚とそしてお店のおすすめをしましょうか」


 というわけで猫耳少女のおすすめwの魚やお店などの情報を大量に仕入れつつ食事を終えて、


「それではまた食べに来ますね」

「ああ」


 というわけで俺は見送ったのだがそこでルナが、


「あの、またたかりに来るつもりの様ですが」

「あ……その時はバーゲンセールの情報でも聞くか」

「……それもそうですね」


 といった話をしたのだった。



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