表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/76

女神さまが現れました

 突如何もない空間から現れた美少女。

 頭の左右にあるサイドテールが可愛い。

 しかも服も何というか、レースがふんだんにあしらわれたコスプレっぽい感じなのも含めて、今まで見たことが無いくらいの美少女だった。


 だが、こんな異世界に連れてこられたとたんに現れるのは、敵か味方くらいのものである。

 ……ものだよな?

 俺と関係のある人だよね?


 チュートリアルが現れなかった時の羞恥心を思い出しながら俺は、目の前の笑う美少女に、


「ど、どちら様でしょうか?」

「この世界に貴方を呼んだ女神さまです」


 そう答える。

 つまり俺の関係者であったらしい。

 よかったと俺は思いながら、ふと不安がよぎる。


 そう、俺を“呼んだ”といったのだ。

 それは勇者を召喚するとかそういったようなものではないのだろうか?

 だから不安を覚えながら俺は、


「な、何のためにでしょうか。まさか世界を救ってくれとか……」

「ないない。漫画家ゲームかラノベの読みすぎだよ~」


 あはは、と朗らかに笑いながら自称女神が笑った。それを見て俺は、



(この女神、事情通オタクの匂いがする)


 そう心の中で思った。すると目の前の女神様がにたりと笑い、


「気づいてしまったようね」

「な! 心を読んだだと!」

「女神様なのでこの程度余裕です(ドヤァ」


 自慢げな女神様。

 これはこれで可愛い気もするけれど、


「それでどうして俺を呼んだのですか? 俺、用がないならかえって新作のラノベを読みたいのですが」


 そう返したのだった。


評価、ブックマークありがとうございます。評価、ブックマークは作者のやる気につながっております。気に入りましたら、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ