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ただの駒ヶ根玉職人でも異世界は救えるか?  作者: 駒雅 嶺太郎
~極東旅行編~
15/24

これは本編に非ず! ~OWABI~ 本編じゃないですすみません!

 本編じゃないです。すみません。

 何か様子がおかしい、とお思いになっただろうか。

 そう、これは本編ではない。この世界の存亡に関わる重大な「間違い」を訂正するための、謝罪会見なのだ……。


「なぁエリー? 今日の俺、何かいつもと違うだろう」


「言われてみれば……、なんかいつもよりシャキッとしてる?」


「あぁ。実は今更ながら、小説の書き方を少し調べてみたんだ。そしたら……」


「え、今更? 今まで本当に適当やってたってこと?」


「……色々見てみたんだが、基礎中の基礎が4つほどあるらしいじゃないか」


「『文頭は一文字空ける』『…は二つ並べる』『!、? のあとは一文字空ける』『会話文の最後に句点はいらない』よね」


 ……駄目だ、恥ずかしい。どうやら俺はとんでもない事をしでかしてしまったらしい。


「…………この小説ではその4つの内、3つをガン無視していた」


「!? き、気は確かなの!? お願い、嘘だと言って!!」


「三点リーダのやつしかやってなかったんだ!! うわあああぁぁ!!」


「なんで逆にそれは出来てたのよ!?」


「分からん……、無意識でやってた。くそっ! 会話文の最後にも普通に句点付けろって小学校では習ったのに……!」


「文頭下げるのも習ったでしょ!?」


「それはなんか別に良いかなって思っちまったんだ!! ちくしょうっ!!」


「そ、そんな読みにくい文章で14話も書いてしまったなんて……! 貴重な時間を割いて下さった数少ない読者様に、申し訳が立たないわ!」


「……とりあえず、なるべく早く1話目から全部修正する。ちなみに気付いたあとも半角スペースが反映されなくて滅茶苦茶焦った」


「暇をもて余した勢いだけで書き始めるからこうなるのよ……。ちゃんと謝りなさい」


「本当にすみませんでした」


「謝ったら、いつものあれやって締めなさい」


「え? いつもの……あっ!」





「これも全て魔王の仕業なんだッ! 絶対に!! 許さんぞッ!!!」

 実はとっても嬉しいことがありまして、この勢いで書くぞーってことで張り切って色々調べた結果発覚しました。

 読み進めていく内に顔から火が出る思いでした。

 ごめんなさい。

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