閑話5
こ こ で ま さ か の 閑 話 ☆
本当は昨日、ノリと勢いで書けてたんだけど編集サボりました、はい
二次創作でもないのにキャラ崩壊が起こってるという謎。完全にこの回はネタとなってます
まあ、一応は後々の物語に繋がってくる……はず?伏線になってない伏線張ったからね(意味深)
そういや、閑話4についてなんだけど、最初の方は『夏休み』って書いてたのに途中から『春休み』になってるんだよねww
それはさすがに訂正しておこう…
あとは後書きでダラダラ綴ってこー
「あっはっは! お腹痛い! あっは! お腹が! お腹がよじれる!」
「……白さん、笑いすぎです」
テーブルをバンバンと叩きながら大笑いする白の事を、鳥宮と手をつないで顔を赤くさせている真が不貞腐れたように言うが、その声に覇気はない。
「真、いままでその子のこと好きなんて一言も言ってなかったのに」
「そりゃあ、二人に話したら笑われそうだし……鳥宮さんが俺を意識しているのは感じていたけれどわ違ったら恥ずかしくていままで言えてなかったんだよね」
床に転がったまま顔だけを向けて尋ねる朱莉であるが、その表情はニヤニヤとしているためにからかうつもりが丸わかりである。
当然、そのことに気づいた真は顔を顰める。
「それでー? 真は彼女のどこを好きになったのかなー?」
「…………くっ」
朱莉は真の反応を楽しみながらも白と鳥宮に目を向ける。
白も朱莉の視線に気づき、同じくニタリと顔を歪ませる。
「わ、私もどうして天宮君が私なんかを好きになってくれたのか聞きたいです! いつから好きだったんですか!? どこが好きなんですか!?」
しかし、鳥宮は朱莉のアイコンタクトに気づいていないにもかかわらず、キラキラとした目を真に向け、精神面で徐々に追い詰めていく。
「くふっ……ほ、ほら。彼女さんが聞いてるよ? ぷふっ、……彼氏くんはちゃんとこ、答えてあげなきゃ……あははっ」
「白さん、せめて最後も堪えて欲しいです……」
「それで? どうして好きになったのか教えてもらおうかしら?」
「朱莉姉まで……もう、諦めて全部話すよ」
真は鳥宮を椅子に座らせ、飲み物の準備をすることで心の準備をするための間を設けた。
「それで、どうして好きになったのかだっけ?」
「そうそう、全部白状なさい」
「真が嘘偽りなく話したら、僕も月について話してあげるよ?」
「真、全部話しなさい。いいわね? 全部よ? 誤魔化しは一切なしよ?」
「…………分かってるよ」
自分の分と鳥宮の分、白のおかわりとお茶菓子を用意して座った真が話そうと切り出した途端にすぐさま脱線し、白のセリフを聞いた朱莉に詰め寄られていた。
朱莉が真に詰め寄っているのを見て鳥宮が嫉妬から頬を膨らませているのを見た白がニヤニヤしたりしていたりもする。
落ち着かせるのに五分ほどかかり、さらに加えて朱莉の分の飲み物を用意していたために、話し始めようとしてから十分も過ぎていた。
「鳥宮さんを好きになった理由だけど――」
「ねぇ、苗字じゃなくて名前で呼んでよ」
「…………白さん、話の腰を折らないでくださいよ」
「だって、ねぇ? 彼氏彼女なんだし、お互い名前で呼び合ってもらわなきゃ。あだ名でもいいんだよ?」
「そうだね。真だからまーちゃんとかまーくん。鳥宮さんは美玲だからみーちゃんとか?」
飲み物を口に含んで喉を潤し、話し始めようとしたところで再び白が話を脱線させ、朱莉もそれに悪ノリする。
真はそれに対して顔を顰めるが、鳥宮のほうは満更でもないらしく、頬を朱に染めて興奮しているようにも見える。そして期待の目を真に向けている。
「ほら、真。まずは彼氏からリードしてあげなきゃ。美玲とかみーちゃんって呼んであげなさい」
「…………み、……みれ、い」
「はい、やり直し」
「なっ!?」
恥ずかしさから顔を真っ赤にさせ、体は鳥宮に向けたものの目は彷徨わせながら、しかも緊張からつっかえつっかえでようやく名前を呼んだにもかかわらず、朱莉からやり直しの宣告。
「当然だね。きちんと読んであげなきゃ」
「あと、きちんと相手の目を見てね」
「僕たちの要求に答えないと先に進めないから」
鳥宮はそれでも満足そうな様子であるが、外野二名によってやり直しが決まった上、ミッションのように条件まで加えられた。
「…………み、美玲」
「っ!?」
しばらく目を右に左に彷徨わせていたが、覚悟を決めたのか鳥宮の肩に手を置き、目をしっかりと見据えて名前を呼ぶ。
鳥宮はあまりの嬉しさに手を口元へ当て、涙を流す。
「う、嬉しいです……真くん」
「えっそ……その……」
「キース! キース! キース!」
「真! そこで頬に手を当ててキスよ!」
急に泣き出したことにより慌てる真だが、そこで外野二名がさらなる要求を口にする。
「き、キス!? まだ付き合って一時間も経ってないのに!」
「いまどき告白してからのキスは当たり前よ! むしろ一時間も経ってるとか遅い!」
「ゴチャゴチャ言わずにキス!」
「と、鳥宮……美玲も嫌だよね! こんな見せしめみたいな…………美玲!?」
それはさすがに無理なのか、さすがに真も反論するがそんなこと知ったこっちゃない二人はさっさとやれと囃し立てる。
ダメだこりゃとばかりに説得する矛先を鳥宮へと変えるが、恥ずかし気に一度顔を伏せたあと、目を閉じて唇を『んっ』と突き出してキス待ち顔を作る。
突然の裏切りに真はどうにかこの状況を切り抜けられないかと頭を回転させる。
「そ、そうだ! 俺が美玲を好きになったのか理由を――」
「そんなことはいま、どうでもいいんだよ! 女の子をいつまであのままにさせておくつもり!?」
「そうよ! 月は私がキスしたい気持ちになったら何も言わずにしてくれるわよ!」
「朱莉姉と兄さんを一緒にしないで!? それなりに羞恥心はあるよ!」
さり気なく弟にディスられている月であるが、二人にとっては少し触れるがそれよりもまず、真と鳥宮のキスが先である。
「これから真のこと、ヘタレって呼ぶしかなくなるわね」
「そうだね。月にも報告しなきゃ」
「うぐっ…………兄さんを出すなんて…………。…………ああもう! 分かったよ! すればいいんだろ! すれば!」
「投げやりな気持ちでキスしていいと思ってるの!?」
「落ち着くよ!」
「ならよし!」
一先ずの落ち着きが訪れ、先ほどまでの騒がしさはどこへいったのか、静寂が場を支配する。
真も落ち着き、いまから何をするのかを考えてか顔を真っ赤にさせていまだにキス待ち顔でいる鳥宮へと目を向ける。
ジッと見てくる白と朱莉のことは極力視界に入ってこないようにし、目を閉じて何回か深呼吸をして心を落ち着かせる。
「…………よし」
一度小さな声を出して気合を入れた真は、鳥宮の両頰へと手を伸ばす。
真が触れた時、鳥宮は肩をビクッと跳ねさせ、これからされるであろうことを考えているからであろう。さらに顔を赤くさせる。
「…………んっ」
ゆっくりと顔を近づけ、途中で目を閉じた真は唇と唇が軽く触れるだけのキスをする。
十秒にも満たないキスをして顔を話そうとした真であったが、そこから鳥宮が予想外の行動に出る。
「……んっ、ちゅ、……んんっ!」
離れようとしたことが分かったのか、鳥宮は逃すまいと左腕を真の腰に回し、右手は真の後頭部へと当てる。これでも足りないとばかりに鳥宮は舌を真の口内へと捻りこんで蹂躙させる。
いきなりのことで驚く真であったが、立ち直って逃れようとするもどこからその力が出るのかといあくらいにビクともしない。
実は白が鳥宮に、自身の欲求に素直になるよう暗示をかけていたり、真の力を無意識のうちに抑えさせていたりする。
「んっ、美玲、……お、おちついて」
なんとかといった感じで説得しようにも、白がやっていることを知る由もないためになす術もなくキスをしたまま二人は床へと倒れこむ。
そして真の腹の上に腰を落ち着かせた美玲は、一度口を離す。
離れた口と口の間には唾液の橋が架かっていたが、完全に上体を起こしたためにすぐ途切れる。
「んふふ、真くん可愛い」
「ちょ、美玲? ど、どうした?」
いきなりの豹変ぶりに真は思考が追いつかないらしく、戸惑っている。
しかし、それだけで鳥宮の欲求は止まるはずもなく、制服のボタンを外していく。
「………………へ?」
「おお、ヤっちゃう? ヤっちゃう?」
「まさか鳥宮ちゃんがここまでとは……」
外野二名は特に止めたりもせず、このまま観ることに徹するようで。
自身の制服のボタンをすべて外し終えた鳥宮は着痩せするタイプなのか、淡い水色のブラジャーによっていまだに全貌が掴めないが豊満な胸が真の目の前に曝け出されている。
一度、上唇を舐めた鳥宮は真の服へと手を伸ばす。
そのことに気づく真だが、抵抗してもあまり意味なく上半身を脱がされ、ズボンも鳥宮の手によって簡単に脱がされてパンツ一枚の姿へとなる。
「真くんに、私の初めてをあげます」
語尾にハートマークでも付きそうなほどに甘い声で囁いた鳥宮はその後、数時間に渡って真が干からびるのでは? と思えるほどに搾り取っていくこととなる。
ゾンビものの、一応は2話まで書けたんだけど…タイトルが決まらないので何か案があれば明日の夜まで募集してます。普通に、これの感想にでも書いてくれたらいいけど、誰からも来ないんだよなぁww
つか、本当になんでこんなお気に入りが伸びてるのか不思議。誰か謎を教えて?ね?
ちなみに、閑話を挟んだのはあれだよ?決して月が最後に言ったゲームの内容を考えてないとかじゃないよ?本当だよ?だって、すでに、書き始めてるからね!
まあ、載せるのは来週……かな?もしかしたら無理かも……?
うん、いつも通り気長に待っててください。こんな駄文でもいいのであれば