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五十三話

あけましておめでとうございます

午後9時に載せたと思ったけど操作ミスってたらしく、できてなかった事実……

ぐだぐだ話すのはあとがきに回すとして

……お気に入りが500件超えました

そして通算UA60000超えましたね

なんででしょう?お気に入りがいきなり増えたのですが、誰か知ってる人います?

「おい、お前! いますぐミリオナ様へ伝言をーー」

「その必要は無いよ」


 おっさんがそばにいた戦闘員らしき犬耳の獣人に伝言を頼もうとしていたが、それをミリオナが止める。

 ああ、こいつら、変装……変身? してるからミリオナだって分からないのか。

 …………ん? 呼び方はミリオナだったっけ? 姫って言ってなかった?


「み、ミリオナ様!?」


 その場でミリオナが右足を軸に綺麗な一回転をすると、ロリ姿からもとへと戻る。

 おっさん含め、周りの獣人たちも驚いている。


「そいじゃ、ちょっと話を聞いてくるよ」


 そう言ってミリオナは一人、外で突っ込んでくるわけでもなくたむろっている人族のもとへと向かう。

 それを慌てておっさん他数名が護衛のために後をついていく。

 あの服、伸縮自在なのかな……? 魔法はなんでもありだな。俺の分、作ってもらえないかな?

 どうでもいいことを考えている間に話とやらは終わったらしく、ミリオナが戻ってくる。


「んで、何しに来たの? あいつら」

「どうやらユエに用があるらしいよ」

「そうなの? なら行ってくる」


 俺の知り合い……といえば、同じく召喚された勇者ぐらいなもんなのだが。

 はたして誰だろうか、と内心で首をかしげながら向かう。


「…………誰だお前」


 だが、その用があるというやつに会っても誰だか分からない。つか、この馬に乗った偉そうなやつとは初めて会うと思う。

 人の名前と顔を覚えるのは得意じゃないけど、たぶん合ってる。初対面だ。

 …………いや、どっかで見たことあるような?


「ああ、獣人の子売れとか言ってきたアホか。思い出した思い出した。あの後、賊だか暗部だか送ってきたのに返り討ちにされた可哀想な奴」


 ……なるほどなるほど。

 誰だか分かったのはいいけど……なんでまた来たのだろうか。何を考えているのかまったく分からん。


「ユエ、結局こいつらは何しに来たの?」

「知らね」


 それほど時間経っていないのに、待つことに飽きたのかミリオナがやってきて俺の肩に手を置き、尻尾で背中などを撫でてくる。

 服越しに柔らかい感触がしてとても気持ちが良い。だけど少し物足りなさがあるけど、それがまたいい。

 なんでもほどほどがいい。満足になってしまうと、途端に冷めるから。

 ただ、獣人を思いっきり愛でるのはまた別。

 それにしても、こんなにまあ一個小隊ほど率いてきたもんだね。五十人ほどいるけど、女も五人ほどいる。

 …………全員が美男美女なのがまた腹立たしい。

 殺さないで嬲ったほうがスッキリするかな。


「貴様が俺の駒を減らした女、獣らの男か」

「まー……間違ってはないかな?」

「……それと、俺をコケにしたことを忘れたわけではあるまいな?」


 コケにしたつもりはないんだけど、価値観の違いとかでそういった受け取り方をするのかー。


「おーい、こんな馬鹿に逆らえないおそらく有能だと思われる騎士諸君」


 俺がそう声をかけると、よく訓練されているようで腰にさしてある剣に手を伸ばしたり弓を構えて矢をつがえたり。皆が俺に警戒の体制をとる。

 馬に乗って偉そうな奴は頰を引きつらせている。もう少し寛大な男になれ。


「まあ、殺る気なのは構わないけど……俺はこの馬鹿さえ死ねば興味ないんだよね。逃がしてあげるからさっさと引きな。それとも、実力差が分からないほどに君らは弱いのかな?」


 ニッコリと微笑みながら忠告してあげたというのに、鞘から剣を抜き切っ先を、矢を引き絞って狙いを俺へと向けてくる。


「忠告は……したよ?」


 とりあえず五人ほど、男の兵隊さん(笑)の首を飛ばす。

 特に予備動作もしていないし、誰も何が起こったかを理解していないだろう。

 綺麗に首を刎ねられたならば、しばらくの間は意識があるらしいし……首を飛ばされた奴らも、どうして空を飛んでいるのか不思議に思っているだろう。


「な……何、を……?」


 果たして、それは誰が呟いたであろうか。

 ドサリと、首が落ちる音がしてから。ようやく止まっていた時計の針が動き出したように兵隊さんたちはそばに立つ首のない仲間へと目を向ける。

 よくよく眼を凝らしてみれば、その体から微かに冷気が漂っていることに気がつくだろう。

 しばらくは混乱しているから無理だろうけど。


「やっぱり、ユエが一番強いと思っていたよ。そのステータスは低すぎる」

「やっぱりそう? でも、どれだけ上限があるのか分からないのは一緒だし、寧ろこっちの方が疑ってくれるからね。まあ、ほとんどがステータスを見ないで襲ってくるアホだけど。……本当に強い奴はそんなものに頼らなくても第六感的なもので感じ取るのが厄介だよ」


 ああいう奴ら、体の中に見えない器官でもあるのかと思うよな。

 それに、仕留められると思う攻撃すら『ありえないだろっ!?』って突っ込みたくなるほどにステータス以上の動きをするし。


「それで、もう一回聞こうか。お前、俺に何の用あったの?」

「…………ぅ、……ぁ」


 俺のやったことといえば、風魔法で首をはねて体全体と首の切断面を目に見えるか見えないかぐらいに薄い氷で覆っただけだというのに。

 何かおぞましいものでも見たかのような目を向けてくる。それに加えて表情は『こんなはずじゃなかったのに』みたいな感じで、酷い有様だ。見いて気持ち悪い。

 それでも、やっぱり価値観の違いからかこの世界の忠誠心ってか、見栄っていうか…………形式ってのは大事なのであろう。

 騎士様方(笑)は誰一人として逃げようとはしない。

 まあ、逃げないだけで戦意があるってわけでもないんだけど。実際、いまにも逃げそうなのが何人かいるし。

 そんな中でも十三人ほどは、未だに目の前のこいつを守ろうと頑張っている節がある。

 ……………………。

 …………さて。


「このまま殺すのも面白いけれど、一つ。ーーーーゲームをしてみる?」

最近、ゾンビものが書きたくてしょうがないので、書こうかなと考えてたり

性懲りも無くこの間載せた話のように、完結までは見えてるんですよね…ただ、文にするのが難しいだけで(致命傷)

しばらくは、ヤルヤル言っておいてまったくやっていなかったこの話の清書?とゾンビもの、死に戻りものを書いていこうかな、と

まあ、詰まったら二次創作のデレマスかこの話の続きを書くと思います

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