表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/79

閑話2

ええと……遅くなってすいません

実は体調を崩しまして……

一昨日がピークらしく、今は順調に回復へと向かっています(ただの風邪ですが、子供の頃から長引いているので安心できないですけど)

それと、今回は出来れば、後書きの方を読んで、活動報告の方にコメントを頂けると嬉しいです。(または、Twitterにリプでも下さい)


数行、加筆をしました。

 ゆえ、その他11名が異世界に勇者として召喚されて、地球では二週間の月日が流れた。

 いまだニュース番組などで行方について取り上げられるが、はじめに比べてそれも少し落ち着いてきた頃。

 天宮あまみや家のリビングのテーブルに向かい合って座る2人の男女から、暗い雰囲気が流れていた。


『異次元の世界に行く。なんて俺と朱莉あかりねえが一年くらいかければ出来るかもね』


『異次元の世界に行く。なんて俺と朱莉姉が一年くらいかければ出来るかもね』


『異次元の世界に行く。なんて俺と朱莉姉が一年くらいかければ出来るかもね』


『異次元の世界に行く。なんて俺と朱莉姉が一年くらいかければ――』

「もう分かったよ……」


 まことはテーブルに突っ伏して白旗をあげると、いままでずっと再生されていた音声がようやく止まる。


「それで、これはどういうことかな?」

「どういうことも何も…………いや、そもそもなんで録音されてるの?」

「話を逸らさないで」

「教えてくれなきゃ話さない、と言っておこう」


 真の向かいには朱莉が座っているいる。手には盗聴器と録音機が握られ、その目は嘘をついたら許さない。と訴えていた。口調ものんびりと間伸びしたのではなく、相手まことを追い詰めていく口ぶりだ。

 朱莉の質問に、はじめは素直に答えようと思っていた真だったが、ある言葉が頭をよぎり、話題を逸らすことにした。

 朱莉はそれを聞いて目を細め、真を睨みながら少し声のトーンを落として言うが、続く言葉を聞いた朱莉はすぐに聞きたいという気持ちがあり、多少物理的に脅しても聞き出そうとイスから腰をあげるが、月からの手紙を思い出して浮かしていた腰を下ろす。


「……ゆーちゃんが帰ってきたら、すぐ分かるように盗聴器と盗撮器をこの家と私の家、後は学校のほとんどに仕掛けたの」

「……………………」


 それを聞いた真は顔から少し血の気が引く。

 家の全部・・と言うことは、対象である月の部屋は勿論のこと、リビングやキッチンなども当たり前にあるのだろう。……いや、月がいなくなる前からここらには仕掛けられていたので少し語弊があるが。

 それは置いておき、まあそこだけならば真も血の気が引いたりしない。もともと仕掛けられていたものなのだから。

 仕掛けられたのは家の全部・・なのだ。

 トイレや風呂場、脱衣所。それに真の部屋も含まれている。

 最初の頃はトイレに風呂場、脱衣所も盗聴器に盗撮器らが仕掛けられていたが、それはゆえがなんとか交渉して外してもらった。

 朱莉との交渉から帰ってきた月が少しやつれていたのを真はいまでも覚えている。

 朱莉の対象は月なので、真の部屋にそういった類はいままで・・・・仕掛けられて・・・・・・なかった・・・・


「……朱莉姉。それ、仕掛けたのっていつ?」


 真は聞きたくないが聞かねばならないことを尋ねる。

 手は小刻みに震えて顔には汗を浮かべ、耐えきれずにいまにも走って逃げ出しそうだ。


「え? ゆーちゃんがいなくなったその日からだよ?」


 そんな様子の真に気づいているのかいないのか。何を当たり前のことを? みたいに当然と言わんばかりにサラッと答える朱莉。

 どちらにせよ、それを聞いた真は力尽きたようにしてテーブルに突っ伏した。


「…………まさかそのデータ、まだ残ってたり?」


 机に突っ伏したまま顔を上げず、尋ねる真。


「これは使えるな。って思ったのは残してるけど、ゆーちゃんに関係ないのは消してるよ?」

「それじゃあ……」

「残しているデータはこれと、あと1個あるよ」


 暗闇の中に1つの光を見つけたかのような。

 そんな希望に満ちた目で顔だけ上げて朱莉を見る真。

 だが、その希望に満ちた目も――。


「もう1つのデータは……真の自家発電(・・・・・・)だよ」


 ――少しテンション高め雰囲気を出しながら答えた朱莉によってすぐに濁ることとなった。


「……もうヤダ。いっそのこと殺してくれ……」


 イスから降りて床に転がり、手で顔を覆いながらそう呟く。


「そんなことよりも! 早くこの異次元の世界に行く。について説明して!」

「あー……うん、それはただの妄想から来た黒歴史にも入るほど……いや、黒歴史になった恥ずかしいセリフです。はい。異世界とかあるわけないじゃないですかぁ……ほんと、過去に戻って自分自身を殴ってやりたいよ……」


 心に深く傷を負った真は朱莉への対応が少々おざなりになっている。


「……私となら1年で行けるって言っていたのは?」

「兄さんに対する対抗意識です。はい。……ほんと、異世界に行くとか言ったの忘れてください……」


 ――ピンポーン


 チャイムが鳴る。

 真と朱莉は顔を見合わせるが、互いに首をかしげるだけ。

 手紙を警察などに渡してからは、家の周りに野次馬、テレビ局、新聞記者、警察などが押しかけて騒がしかったが、1週間も経ってそれは落ち着いた。

 2人は月がいなくなってからはずっと学校からも許可を取っているため行っておらず、誰かが訪ねてくる約束などしていない。


「俺、行ってくるよ」


 いぶかしみながらも、立ち上がって玄関へと向かう真。


「はいはい。どちら様ですかっと」


 玄関の扉を開けるとそこにいたのは――。

この間、誤字…というよりは、自身のミスで

『ゆ、月』となるはずが、

『つ、月』となっていたので、訂正しました。

その際、『月』だと、某死んじゃうノートに出てくるキャラの『ライト』と読んじゃう。だからカタカナ表記にした方がいいのでは?と意見を頂きました。

一応、ここでは長くなりすぎるので詳細は省きますが、設定として異世界人であるレイナたちはカタカナ表記なのですが


1、このまま、設定を貫き通す

2、異世界人はカタカナ表記に。元地球人は漢字表記に

3、全員、カタカナ表記にする

4、設定を貫き通すが全部にルビを振る


活動報告に詳細の設定を書かせていただきます。

よければ意見をよろしくお願いします。

何も意見が無ければ、自身でどうにか案を考えたいと思っています。

(出来れば、誰でもいいからコメントが欲しいでふ……)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ