1/13
No.1 和泉 綾乃
生活リズムが変わる事のない毎日。一分一秒ズレる事のない日常は、私にとっては当たり前だ。
朝起きては制服に着替え、リビングに用意された朝食を一人静かに食す。
小さな音量でも聞き取る事のできる程静かなリビング…家。無音の空間がひたすら続く中、私はテレビの電源を入れる。
チャンネルも変える事なく同じニュース番組を毎朝同じ時間に見、焼きたてのトーストをかじる。ミルクを飲みながら静かにテレビを見つめる。
いろんな出来事がおきる毎日。そんな出来事を横目に学校に向かうのだ。