水着のプリンセスゼロ
始まりの水着プリンセスのお話です
むかしむかしある所に、母親を洪水で無くした王女が居ました。
王女は、そんな母親の死を悼み、二度と同じ悲しみを繰り返さない為に、水着で暮す事を国民の前で誓いました。
そして国王は、国の再建の為に国民に重い税をかけていました。
そんなある日、大臣が言いました。
「国王は私腹を肥やす為に、再建を急いでいる。今は、国民を救う為に、税金を安くするのが本道だろう」
そういって、国民にその事実を書いた書面を蒔きました。
国民の中からも、それに同調するものが現れ始めました。
そんな中、王女は泳ぎ易い競泳水着姿のまま町を行進し言いました。
「今は苦しいかもしれません。しかし、私達は未来の人間に、よりよい国を受け継がせる責任があります。その為力を会わせて行きましょう」
これこそが、水着での行進の始まりと言われるものでした。
王女の言葉に国民は感動し、特に男性は更なる努力をし国を栄えさせることになりました。
「しかし、国王様よく国民は王女様の言葉を信じましたなー」
「国民を扇動しようとしたのは良かったが、書面を使ったのが失敗よ。この国の識字率は一割だぞ、そんなたった一割の人間が幾ら叫んだ所で、残り九割の人間、特に発言力が在る男性に直接話しかけた王女の言葉の方が支持されるのは当然だ」
「なるほど」
「ここに書かれている企みが全て真実であった所で、それを信じるものが少なければ、虚言になると言うことだ」
「流石は国王様。それと、橋の工事の業者ですが」
「それはもう決まっている。商いが良くわかっている奴が居って、私の大好物の金のビスケットの詰め合わせを持って来た」
「ほーこれはこれは美味しそうで」
「おまえにも一つ分けてやろう」
「ありがたき幸せ」
教訓
「百の正論より、一の行動の方が人々を動かす」
影のテーマ
「上に立つものは、悪であれ正であれ、正しく下の者を理解し、有効に動かせなければいけない」