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水着の王国  作者: 鈴神楽
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水着のプリンセス(仕立て屋編)

水着を仕立てる仕立て屋を選出する時の話しです

 むかしむかしある所に、常に水着を着けていた女王様が居ました。

 そして王女様は新しい水着を求めていました。

 その為、王宮には沢山の仕立て屋が居ます。

 その仕立て屋達はどうやって選ばれるのか?

 年に一度行われる、王家が主催する水着仕立ての屋の大会、天下一着仕立て会の優勝者が、その名誉ある仕立て屋に選ばれました。

 この天下一着仕立て会は、非公開で行われ、審査員は精神的に強く、水着を冷静に判断出来る物だけなります。

 そして、今日はその大会の日でありました。

 女王は公用で、他国に行っていました。(どんな問題も不思議と女王が赴けば解決しました)

 王女は前々から自分が着る仕立て屋がどの様に選ばれるのかを疑問に思っていた為、こっそりその大会を覗きに会場に忍び込みました。

 そして王女はその現場を見た瞬間気絶しました。

 仕立て屋にとって水着のデザインは命、モデルを雇えば、そのモデルから他の仕立て屋にばれる恐れがあるのです。

 その為、この大会に出る仕立て屋は自分に合わせて水着を作成していました。

 当然審査員に見せる時は、自分が着て、その水着の魅力を審判達にアピールします。

 大会当初は、一般公開していましたが、余りにも被害者が多いため、非公開で行われる事になりました。

 強固な意志を持った審査員の中でも半数は途中で脱落します。

 そして水着のみで判断して、もっとも優秀な作品の着た人間が優勝者であり、新たな仕立て屋として王宮に召抱えられます。

 王女は、一週間の療養後、会見の間で行われる新たな仕立て屋とそれを祝う為に集められた仕立て屋を見、その水着姿を想像し再びベットの上に戻ることになりました。



水着のエターナルプリンセス(新仕立て屋編)

 むかしむかしある所に、常に水着を着けていた王女様が居ました。

 女王病気で倒れた後、国政を一手に取り締まって居た彼女を、もっともクィーンに近いプリンセスとしてエターナルプリンセスと呼ばれていました。

 そして王女は、今大きな改革をしようとしていました。

 それは、天下一着仕立て会のルールを変更しようとしたんです。

 聖域とさえ言われた大会のルール改変に、周囲から多大な反対を受けましたは王女はやり遂げました。

 そして変更したルールとは、『大会参加には、水着が似合う女性であるか、そんな女性が身内に居る事』の一文を追加し、大会を公開制にしたのです。

 当然大会は今までとは違い、華やかな物になり、その大会を見る為に集まった観光客の為国は益々栄えました。

 そして、その大会は未来永劫、この王国が滅びるまで続きました。



教訓



「女性の水着は男が着るより、女性が着るほうが絶対良い」

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