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水着の王国  作者: 鈴神楽
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水着のクィーン(世界征服編)

お久しぶりの水着のクィーン登場です

 むかしむかしある所に、常に水着を着けていた女王様が居ました。

 女王である以上、政治にも深く関わっていました。

 政治の中でも外交問題に努力をしていたそうです。

 その日も、武力進行を進めようとしている国の国王と会見を行う予定でした。



「王よ、水着の女王を頂き堕落したかの国に侵攻する時です」

 家臣の言葉に筋肉隆々で鋼鉄の鎧を着込んだ王が言う。

「当然だ、朕が先頭に立ち、かの国を討ち滅ぼさん」

 王の言葉に、家臣が驚き進言しました。

「王よ、危険です」

「そうです。陛下は玉座で我々の勝利の報告をお待ち頂きたくぞんじます」

 そんな家臣に王はその肉体と見せつけ宣言しました。

「朕の鋼の筋肉と鋼鉄の鎧の前には如何なる剣も通用せん」

 家臣達から一斉に崇拝の眼差しが向けられました。

 この国は元々強きものが正しいとされていました。

 王は、その意味では一番王に相応しい存在でした。

「朕がこの肉体を作るのに、どれだけ禁欲し鍛錬を積んだか、水着を着たちゃたちゃらした、かの国の王族に教えてやろう」

 王の言葉に家臣も頷き、水着の女王が会見の席に呼ばれました。

「お初におめにかかります」

 そういって目の前に水着姿(今日はハイレグビキニ)を着た女王を見た時、王は鼻血を出して前屈みになりました。

「貴公は、そんな破廉恥な姿で恥ずかしくないのか!」

 王の言葉に、水着の王女はその豊満の胸を張り宣言します。

「我が王家にとって水着姿は誇り、その誇りを何故恥とします。我はこの姿こそ真に気高き姿だと信じています」

 何も隠さない水着の女王の姿を見て、王は激しい流血の中、倒れていきました。

 無敗の王を倒したとして、その国の国民から崇拝を受ける事となり、水着の女王の国と末永く友好を結びました。



教訓



「水着は剣より強し」



隠れテーマ



「過剰の我慢は悪癖になる可能性があります」

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