表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/4

第1話 ふひゃあぁ…ぴよぴよ

このシリーズは短めです。

ご了承くださいm(_ _)m

「うわぁあ……」

 自分に与えられた領地を見て、リジュは呻いた。

 霊峰だってとこは、別にいい。

 問題は――その頂上に、ぽっかりと穴が空いていたことだ。

 近づいて中を覗くと、霧の向こうに広がる草原と湖、いくつかの建物の影。

 深い霧が渦巻き、底は見えにくい。

「……お父様、これ絶対知ってて渡したよね?」

「ええ、間違いないでしょう」

 スーが無表情のまま頷いた。まるで人形みたいな顔で。

「主、何だここ?」

「主様、敵いたらブッ倒して良いですか?」

 護衛の騎士ヨツキと、魔法使いルゥカが横から口を挟む。

 ヨツキは黒髪に鋭い目の少年で口がまぁまぁ悪い。ルゥカは淡い紺色の髪を三つ編みにした戦闘狂厨二病魔法娘だ。

「ここが、私の管理地……らしい」

 リジュは改めて霧の穴を見下ろした。

 底の方から、風が吹き上げてくる。

 《霧の深穴》

 それが、リジュに与えられた領地の名前だった。

「リジュ様、こちらにパラシュートが」

 いつの間にかスーが両手にパラシュートを持っていた。

「え、用意早くない!? ていうか飛び降り前提なの!?」

「ええ。何よりも早く降りられます」

「やだよ、梯子は梯子っ!?」

 リジュがそういうと、ヨツキそのクールな顔ににやりと笑みを浮かべた。

「じゃ一番最初に主、行ってこい、ほれっ」

ヨツキは素早くリジュにパラシュートを付けると、背中を軽く押した。

こんなこと護衛のすることでは無い。

最初に行くのは大体護衛である。

飛び降り1番を何主に任せているんだ、という話だ。

「ふえっ、いやぁあっっ!!!」

…どすんっ

しばしの落下の後、リジュは尻もちをついた。

「ふひゃあぁ…」

ひよこを頭の周りで回らせながら、リジュは立ち上がった。

その足は、ふらついている。

どすっ、どすどすんっ

続けてスー、ヨツキ、ルゥカが落ちてきた。

「まぁ、凄いところで」

そう言って、ルゥカがパッと立ち上がりスカートの埃を払って、敵はいないかと周りを見渡した。

「退いてくれ」

スーに押しつぶされたヨツキが、そう小さく呻いた。

リジュは、私を落とした罰だ、と思った。

「では、住民を探して聞いてみようか」

リジュは気を取り直して、そう言った。

そして、拳を握りしめ、空に向かって突き上げた。

「行こう!」


この領地が旅の都と呼ばれる旅館街になることを今は、まだ誰も知らない。

そして、大きな戦争に巻き込まれ、5人の守護者が守り抜くことも。

まだ、少し先の話なのだから。

闇鍋と深穴。

物語はどう動くので?

著者にも、書く時まで分かりませんꉂꉂ(ˊᗜˋ*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ