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【ドラッグ・ホリック】迷惑

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

浮気とか、風俗とかも、迷惑に入ると思ってるんです。

ふと、SNSを見ていると、こんなコメントがあった。

――付き合ってるなら、週一で体を渡すのは当たり前。それが嫌なら風俗を許せ。

その言葉を見る度に、思わず舌打ちをしたくなる。思い返すのは、元彼との嫌な思い出だった。


元彼とは三ヶ月程付き合った後に、『抱く、抱かれる』の関係を願われた。私の中ではまだ早い方だと思っていたし、あまりがっつかれるのは嫌だったから、のらりくらりと躱していた。

そんな事があって早一ヶ月。元カレが私ではない名前を呼んだ。

――誰? その〇〇って人?

――会社の同期だよ。

――貴方、会社の人を下の名前で呼ぶの?

それから言い争いに発展して、彼の浮気が発覚した。

私より可愛い子なのだと。お前と違って体も渡してくれたのだと。何処かへ行くこともない、ずっと寄り添って褒めてくれたと。

それからの事は覚えてない。ただただ物凄い失望と軽蔑が心を満たした事を覚えている。それから彼の存在全てを否定する様な事を吐き捨てて、その場を去った事を覚えている。

だから恋愛はしばらく良い。自分の見る目を養ってから、また程々にやっていけば良い。


今日も今日とて、スマホに着信が入っていた。着信の件数は十を超えているが、出ようが出まいが彼の反応は全く変わらないので、気が向いた時に出るようにしている。

だがまぁ、今回は予定が空いていたので、直に会って話をする事にした。

待ち合わせの場所に行くと、相変わらず苛立ちの籠った瞳で私を睨む。

彼にとって、私は殺したくて仕方がない相手、居場所を奪った相手。それでも自分の幸せには必ず必要な相手。つまり因縁の相手という訳だ。

「言っておくけど、お兄ちゃんとは付き合わないよ」

「なんでそんなに嫌なんだよ」

流石にそれは怒る事にも疲れて来たのか、泣きそうな声でそう言った。末っ子気質は昔から変わらない。どうしようもない甘ちゃん。どうすれば可愛がって貰えるか、よく分かっている。

「嫌じゃないって。君のお兄ちゃんと恋人になるのが嫌なんだよ。喫茶店行くよ。好きなの頼んで良いから。奢ったげる。あ、二千円以内ね」

元彼思い出して苛立つと、お金を使いたくなる。賭け事は駄目。物を買うと部屋が圧迫する。ならせめて、周りが喜ぶ方法で。

「……」

「お兄ちゃんも呼ぶか。せっかくだからね。あぁもしもし? 君の弟と喫茶店いくんだけど……今暇? 暇なら奢ったげるから、おいで」

君のメンタルケアには必要でしょう。

そう手短に伝えると、二つ返事で了承してくれた。

そうして彼の最後の言葉、『迷惑掛けてるな』。その言葉を反芻し、考え込む。 付き合ったら、互いにが互いに迷惑を掛ける。求めたり、求められたりがその最たるものだろう。

でも……私は浮気とか、風俗とか、そういうの『迷惑』はされたら許せないタイプだから。別れる選択をしてしまうから。

SNSを見ていると、

――付き合ったり、結婚したら、体を許して然るべき。それが嫌なら風俗に行くことを赦せ。

なんてコメントが流れて来ます。


もしも私が接触恐怖症でなく、その論理を唱えられたら、別れることや離婚を選ぶと思います。


単純な話、価値観が全く合わないから。

他の人が許せる論理でも、私はきっと理不尽に怒ってしまうから。


この子が浮気されたのも、この子の特性にあるところもそこそこあります。

相手をよく褒める。必要な時はちゃんと電話をしてあげる。けれども時折、全てを捨て去って自分や友人を優先する。

これをゾッコンモード、つまり依存し切った相手に無意識にする癖がある。

だから、寂しさ埋めたくて相手が浮気する。そうして、本人がブチ切れて終わり。


家では父が母に軽いモラハラしてるし、外では母方の叔父がパワハラして、母がこの子に依存してるんです。

そんな事もあって本人はメンタルゴリラですし、大事になる前にメンタルケアしちゃう。

※メンヘラホイホイ兼製造機……。


マジで鬼電については『昔から怒りっぽいな〜』『どうせ一発で出ても、無視しても対応変わらんし〜』ぐらいのノリ。

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