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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私は百合が大嫌いだ。

作者: 愚痴氏

私は百合が嫌いだ。大嫌いだ。特に『百合は美しい』とかされてるところが。

昔、まだ百合は美しいとされる幻想を無邪気に信じていた10年ほど前に少しばかり興味を持って、同性愛カップルがどれくらい持続するのかについてネットで調べてみたことがある。その5年生存率はとてつもなく低いものだった。さらに、同性愛コミュニティを覗いてみたら顔や外見で足切りされたりすることの多いこと多いこと。


つまり、同性愛はすぐ別れるし、外見が劣化したら別れる可能性もある。私みたいな顔面偏差値25なら誰も寄り付かないだろうことは語るべくもないだろう。


同性愛にも『タチ』と『ネコ』という概念があるようにBLにも受け攻めがあるように、愛情の矢印のベクトルの大きさが違うし役割が違うのが通例となっている。

その役割に耐えきれなくなって破局するか、付き合って距離が近くなったら「ムリ」なことが増えてきて破局するか、容姿の経年劣化に耐えきれなくなって破局するか。


同性愛であれば相手がこなす性的役割を、理屈上は自分でもこなせるからこそ相手の不足が目につきやすいのではないか、と思う。


この文章を書いている三十分でもこれだけ思いつく。


よって。

・同性愛は異性愛で通例となる結婚のような双務的契約要素が少なく持続可能(サステナブル)かどうかは時間経過で別れるか見る必要がある。


また、同性愛であっても男性に比べて女性は『不快となる距離』、つまりパーソナルスペースが近い傾向がある。小中で女子同士がベタベタくっつきあったり一緒にトイレに行ったりすることが多いことなどがそのいい例であると考えられる。

その分女性同士、つまり百合は「どこまでが友情の延長か」という問題に遭遇する。それが俗に言うセックスフレンドなど私には縁遠い文化と混ざるとさらによくわからなくなる。多分本人同士でもよく分からないのだと思う。

そしてこの問題には『男性はうっすら嫌われている』と言う問題も絡んでくる。この先は詳しくはカッコ内を検索先生してもらうとして言いたいことを軽くまとめると『「男はなんか嫌だから女の方がいい」とする女性が百合には含まれている』のが間違いないということだ。


よって。

・一般的に百合とされるものには友情の延長線に過ぎないものが多い可能性がある。またその区分は本人が相手女性に対する友情、欲情、愛情を区別出来ていない可能性を考えると本人インタビューに意味がない。男性嫌悪の結果の百合も含まれるだろう。



この二点から、百合はとても曖昧でありバリエーションが豊かな概念であることは示せたように思う(無駄なバリエーションの豊かさが、私が百合を嫌悪する最大の要因なのだが)。

百合を上記男性嫌悪や友情の延長を除外するのは時間という概念が最も簡便かつ的確だと考える。年数を重ねて体は変化し劣化し精神性も変わって尚百合だと言えるのなら、それは愛情と言って良いだろう。



つまり、なんだ。

水星の魔女第一話で同性愛が出てきたが、スレッタとミオリネの婚約関係はまだいいとして、ミオリネがスレッタの父の仇の娘であると知って、母の復讐をけしかけられてからが本番ということだ。


その上で母を裏切ってミオリネを取るというなら百合として許すし、殺し愛を演じてもいい。ガンダムエアリアルのかなり重めな純愛に走ってもいい。ただ第一話段階の幻想ふわふわなそれは百合というよりはグエルからの逃避。将来的に存在することが確定している復讐との対峙がなければその百合は持続可能(サステナブル)とは言えず現状スレッタは完全にグエルとミオリネの間に入った女に過ぎない。





最後に。

エアリアルがスレッタに向ける祝福という呪いはいいぞ。


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