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12話 僕の魔力は1000万らしい


0なら1つだけの表記だろうし0が7つも並んでる意味が分からないな……。



僕があーだこーだ言いながら悩んでいると、どうしたんですか?とヒナがひょこっとステータスを覗き込んできたので0が沢山並んでる事を伝えると、



「本当ですね……表示ミスかも……ってちょっと待って!? 」



最初は一緒に悩んでたのだが何かに気づいたのか急に叫び出した。



「ど、どうしました? 」



あまりの慌てようにビックリしながらも平静を保ち聞き返す。



「魔力1000万じゃないですか!?しかもレベルも1000超えてるし!あの最強と呼ばれし魔術師のアスル=マリアント様でも100万ですよ?! 」



その最強の魔術師のアスルなんたらって人がまず誰か分からないから凄いという実感がない。



凄いといえば昔やってたゲームで魔力カンストしてる廃課金のネッ友が居たな。それと比べると俺の魔力は少ない方だろう……。



「え、まさかアスル=マリアント様を知らないなんてことはないですよね……? 」



すいません……。



全く知らないです。



ついさっきこの異世界に転生してきた氷月がそれを知る由はない。



そしてヒナからアスルなんたらさんの説明を受けた。要約するとこんな感じらしい。



凄く強くてこの世にある全てのスキルや魔法を使える神様見たいな存在でしかもめっちゃ美人らしい。

全てにおいて完璧な人間で、種族や性別問わず人気が高いらしい。



別に会ったこともないから何とも言えないが一つだけ修正しておきたい。



神様は誰が何と言おうとあのロリっ子神様(ルーミャ)だろう。



それはさておき僕に魔力が1000万もある訳無いじゃないか。アハハ。ヒナは演技派だな〜。1なんて何処にも書いてないじゃないか。



「本当ですって……魔力と:の間をよく見てみてください……」



僕が嘘だと思ったからかヒナが泣きそうになりながら魔力の所を指している。



女の子に泣かれるとなんか悲しいし自分のせいで泣いてるとなると心にくるものがある。



それもだけどヒナが言っていた通り魔力と:の間をよく見てみる。



「あ、ほんとだ」



なんかめちゃくちゃ小さく1って書いてあるな。



これでは初見で気づく物は皆無だろう。ヒナが注意深く見てくれていたから僕も気づいたのであってもしヒナがいなければ一生気づかなかっただろう。



今は誰も知るよしは無いがこの事がきっかけでヒナには神眼が宿り、氷月には波乱の人生が待っている事を本人達が知るのはもう少し後になるだろうーーー。





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