9話 異世界に来て初めて女の子から抱きつかれた
スキル一覧に時を止める様な物は無かった気がするがさっきので新しく手に入ったのか?
まぁ、鑑定してる時に攻撃されない。《鑑定》解除っと。
《鑑定》を解除した瞬間、世界も動き始め、斬りかかってきた冒険者の剣が俺の目の前にーーー。
先程生み出した剣を咄嗟に前にだし、剣を受け止めた。
いや、受け止めたのは良いんだが……冒険者の剣を豆腐を切るようにスパンと斬ってしまった。
「な!? エンチャントで極限まで強化した武器なのにこんなボロボロの剣に……」
冒険者の奴らも驚いてるみたいだね。あ、あとエンチャントのスキルは奪ったんだから付与は消えるでしょ。
「まだやるか?」
「は?剣を斬った位で調子に乗るなよ! お前ら一斉に魔法をこいつに叩きつけるぞ」
リーダーが唾を吐き散らかしながら大声で怒声を上げ、詠唱をし始めた。
それに合わせ他の冒険者達も詠唱を合わせ始め、魔法陣が展開されて行き、風が吹き荒れ先程の静けさは無くなり炎や水、岩などが奴らの後ろに現れる。
逃げてくれないのか……逃げてくれれば楽に終わったんだけどな、仕方ない。
少しばかり本気を出そう。
「やめてよ……私の事はもういいから……! あんなのsランクの人達じゃないと1人では抑えれない!」
少女がそう投げかけてくるが
「君が傷つく姿は見たくないし、俺にはチートスキルが有るから負けないよ」
俺がそう言うと少女はチート……?と首を傾げていた。
そんな少女を見てると尚更守りたいと思うし、あんな奴に負けてたまるもんかという自身もついた
「チートかチーターか知らねぇがこれでもくらって死にやがれ」
「「「《合体魔術・極 炎水龍ノ土刃 》」」」
奴の言葉とともにその名の通り炎と水が身体の半分ずつに分かれ背中に無数の土の刀を浮かばせている龍が現れ、俺に攻撃を仕掛けてくる。
「あ、あれは伝説の龍ゴールドリスカル様じゃ? なんであいつらなんかに渡ってるの?! ……私のせいであの男の子が……」
そんな声も聞こえて来たが、俺にはこいつを倒す自信がある。
俺は《強奪》を龍に向け発動させた。
上手く行くといいんだが……。
砂嵐が吹き荒れ前方が確認できなくなり、龍がどうなったかまだ分からない。
「ガハハ! 凄い威力だな少女も死んでしまったかもしれねぇけど問題ねぇ俺には向かったば」
『ギャァァァァァァァァァス』
冒険者が何か言ってたが何かの叫び声に掻き消され、おまけに肉が潰れるような嫌な音がした。
視界が晴れてきて、目の前を見ると先程の冒険者達と思われる土が身体中にまとわりついている人間と、先程の龍が居た。
どうやら成功したみたいだな。
俺が思いついた作戦は単純な物。こいつ(龍)を冒険者達から《強奪》し呪縛から解放するという作戦だ。
『そこの人間よ我をこいつらから解放してくれた事に感謝する 恩は必ず返す主義なのでな』
そして龍は俺に煌々と光る宝石を渡し、何処かに転移してしまった。
何に使う物かも言わずに行ってしまったからこれが何かよく分からないがきっと大事な物なのだろう。
俺が宝石を見つめながらそう考えてると少女が駆け寄ってきていて正面から抱きついてきた。
「そ、その……助けてくれてありがとうございます! 」
「貴方が無事で良かったです」
「え、あう……」
余程冒険者達が怖かったのか俺に抱きつく力が強くなった。
いや抱きつかれるのは全然良いんだけど……正面で抱きつかれてるから胸が必然的に押し付けられてるわけでーーー。
何これ最高じゃん。
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・【初めての戦闘】 CLEAR
報酬
スキル《気配自動感知》
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