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2輪ノClover  作者: 奇柳 業
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29話:大抵DVD 限定のやつ

皆さんこんにちは。奇柳業です。今回は渉輝視点。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

 「それじゃあまた来てね・・・あ、情報共有のためにまた来るのか。んじゃ今日の見送りはこんなもんでいいや。」

 「このジジイ・・・すまんなお前ら。じゃあな、次は茶菓子でも用意しておくさ。」

 「またな。ルナ。」

 「早いとこ帰りましょう。オヂサン。」

 「オヂサン、個性豊かな若者に恵まれてるネ。ほら、響也クンも乗って。」


竜の里の人々に別れを告げ、再び謎に快適な空の旅。感傷に浸っている暇もなくすぐさまギルドに到着した。


 「只今戻りm」

 「ああん!!ボーヤ達♡心配してたのよ♡あら?見ない間に少し雰囲気変わったわね響也くん♡ちょっとおねえさんのおへや(実験室)にこ・な・い?」

 「二人共。一旦目をつぶってネ。オヂサンが団長のところまで運ぶからネ。これは若い人には刺激が強いカナ・・・いやオジサンにも刺激は強いヨ?」

 「「はい。」」


現実から物理的に目を背け、俺たちは今回の報告を行った。


 「まさか依頼当日に有力すぎる情報を得た上で竜戦士になって帰ってくるとは思わなかったよ響也。」

 「渉輝クンもマモンの配下を相手にして2対1で勝っちゃってネ。オヂサンも感動しちゃってサ。」


行ったんだが途中からオヂサンの俺たちの活躍語りが止まらない。恥ずかしいんだが。というかなんで響也の試練のことも知ってんだよ。俺と一緒に屋台めぐりしてたはずなんだが?


 『なあ響也。試練のことってオヂサンに伝えたか?』

 『いや全く。なんでこんな詳しく知ってんの?』


オヂサンすげぇ。


 「とまあそんなこんなで、そろそろ二人を『調査員』にしてもいいんじゃないかと思ってネ。」

 「うむ。なるほど。確かに今まで頑張ってきたからな。よし!!響也。渉輝。今日からお前らを『調査員』に任命する!!」

 「「ありがとうございます!!」」


念願の調査員。これで俺たちも一人前だ!と少し浸って目をつむり、次に目を開けると周りはすっかり囲まれていた。


 「おめでとう。」

 「二人共おめでと〜頑張ってたもんね〜」

 「これはお祝いね♡おねえさんを好きにしていいわよ♡」

 「あなたじゃ逆に罰ゲームね。代わりに私達はどう?」

 「お祝いに一緒に温泉に行きましょー!」

 『いやーほんとすごいよ!!入って一年で調査員なんて!!』

 「改めておめでとう。二人共。これからも宜しくネ。」

 「いやーめでたいねーどう?飲みいかない?」

 「お前未成年に何いってんだよ・・・おめでとう。ガラテアちゃんも喜んでるよ。」

 

 

先輩方から次々にお祝いの言葉(一部念話)が送られる。一部やべぇことが聞こえたような気がするが俺達はなんて幸せ者なんだ・・・ってちょっっっとまて。温泉?温泉と言いましたかこの姉妹。おん?せん?女子と?え?あれそれ法に触れるんじゃなかったっけ。


 「お手紙でーす」

 「あ、はーいありがとうございまーす。」


こんなタイミングで手紙が来てしまい、自らの足で手紙を取りに行く団長。変なところで気を使うんだからこの人。と思ったらこっち来た。手紙の宛先が『義勇兵団調査員一同』だったらしい。


 「それじゃあ開けるぞ。」

 『拝啓。クソ生意気な義勇兵団の愚か者共へ。いかがお過ごしでしょうか。私の大切な配下を殺し回って、さぞかし気分が良いのではないかと推測します。けっ。これは我らとしてもなにかギルド側にお礼(参り)をしなくてはならないなと思っていた次第です。クソが。ですので、私『強欲』を司る魔王であるマモン・グリディアと、我が国の軍隊『本能戦士団(グリードアーミーズ)』はギルド『義勇兵団』に宣戦布告いたします。とはいっても、我々は民間人に被害が出ることは望みません。なので、できることなら決戦場所を指定してくださると大変ありがたいです。そこで我らの決戦を行いましょう。ぶっ殺してやる。敬具。P.S.私の連絡先はXXXーXXXX=XXXXです。あと決戦明日だから。それまでに場所指定来なかったら君たちのギルドに行くわ。』

 「「「「・・・・・・」」」」


なにこれ。決戦?どういうことだよおい。


 「明日!?明日だったら温泉行けないじゃないか!!マモン許せん!」

 「そうね。結構楽しみにしてたのに。」

 「あ、温泉本気だったんすね。」


ティタン姉妹がよくわからん怒りを見せ、場の空気が一瞬よくわからないことになったところで、シュパッと窓から一本の矢が降ってきた。それを見て、みんなの空気が変わる。なんだかんだいってやる時はやる人たちの集まりなのだ。

 

 「敵襲か!?」

 「いや、なにか結びついてあります。恐らく矢文でしょう。」

 

矢文。一応ざっくり説明しておくと、矢に手紙を結びつけて飛ばすあれだ。元の世界にいた時はよく響也が使っていた。(たまにしょっちゅう職質されてた)


 「呪いのたぐいがあるといけないから〜俺が確認するよ〜」

 『え、温泉行くの?もしかして今結構おめでたい感じ?俺の仲間殺しといて?』

 「いやまあ・・・俺たち『調査員』になったし。」

 

シュパッ。もう一本飛んできた。


 『んーそれならしょうがないね。じゃあ決戦4日後で。連絡はそれまでによろしく。ゴミどもが。』

 「「「「・・・・・・」」」」

 「よっし!これで温泉行ける!響也、渉輝。荷物まとめといてよ!明日出発だよ!」

 「詳しいことは私が説明するからね。決戦とかは団長上手くやっといて〜前日には戻るから。」

 「「「あ・・・はい。」」」


もう、何もわからない。どこから突っ込んでいいのやら。いや、もうこの際楽しむべきではないか?温泉。それにおっ・・・女の子と・・・行けるんだろ?あんなことやこんなことがあるかもしれないだろ?よし。行ける。気をたしかにもて。俺の耳元で『どうせお前はモブおじとにゃんにゃんするんだよ』って言ってくる響也は無視しろ。

 

 よし!この世界に来て初めての温泉だ!

次回からは温泉回。ひたすらのほほんとする・・・予定。プロテス、ラトス、響也、渉輝、モブおじの豪華メンバーでお送りします!

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