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2輪ノClover  作者: 奇柳 業
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20話:ありえないことって実は結構起こる

皆さんこんにちは。奇柳業です。早いもので20話目。これからお頑張っていこうと思います。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

 「どうしたの?ボーヤ達♡」


 危険人物だ。何が危険ってまずはその姿。黒い胸だけやぶれたスク水のような服。そして豊満な大胸筋。(あれは胸とかいう生易しいものじゃない。大胸筋だ)黒い網タイツ。さらに主張が激しい指ぬき手袋。そのうえうさ耳を付けていやがる。


 紛れもない。あれは最強生物(オカマ)だ。


 「お前がいきなり話すと誰でも放心するんだよ・・・俺から紹介しよう。こいつはディアロ。この『義勇兵団』の科学者(異常者)だ。マッドな野郎だが腕は確かさ。これで主力メンバー(イカれた野郎ども)はだいたい紹介できたな。あとはこのギルドについて紹介しよう。」


団長曰く、このギルドは基本依頼式で仕事を行う。悩みを抱えた奴らがしょっちゅうやってくるようだ。ちなみにギルド員は無料で依頼が行えるようになっている。便利なものだ。それなら・・・ということで、早速響也が依頼を行った。


 「特訓?またいきなりだな。まあいいさ。お前らのバトルスタイルは何だ?」


その問に、響也はバタフライナイフを使う二刀流(将来は龍双剣士(ドラゴンナイト)になりたいといっている)、俺は闘気を使う格闘家と答えた。その結果。バロン、ラトスが俺の。葵、死神が響也の特訓相手になった。それに加えて、アルとフラニックが俺たち二人の特訓相手になり、ディアロがサポートをしてくれるらしい。ありがたいことだね。


 もっと強くなろう。響也の隣に立つものとして。このギルドの一員として。




     ◇◇◇




 「この度は、私の監督不届のせいで貴方様のご家族がご逝去するという事態になってしまい、本当に申し訳ありませんでした!」


線香臭い暗い部屋の中。目の前のお人は土下座して私にに謝罪した。私としてはたまったものじゃあない。慌てて言葉を並べる。


 「おっ・・・おやめになってください!夫はこうなることを覚悟して仕事をしていましたし、あなたのもとで働くことを誇りに思っていました!だから頭を上げてください!」


数秒後、寛大な処置に感謝します。と言いながら、その御方は顔を上げた。


私はズミーラの妻だった。夫の訃報が届き、葬式を開いたのだが・・・


 「こんなことしか出来ませんが、この葬儀の費用は全額私に持たせてください。せめてもの償いです。」

 「いえ、そんな・・・」

 「まーたあなたはそうやって民間人を困らすんだから・・・」

 「そうだそうだ。お前さんは無駄なとこが硬っ苦しいんだよ。」


私が困っていると、暗闇の中。さらに二人の男がやってきた。


 「・・・レノンにアルゴスか。また俺はなにかやってしまったのかい。」

 「現在進行系でな。」


気さくに男たちは話し合うが、私からしたらもう失神してもおかしくない状態である。なぜなら・・・


 「これでも魔王やってるんだから、民間人まで困らしちゃあいけないよ。マモン。」


土下座してた男はこの国の王であり魔王であるマモンであり、後からやってきた二人も国の中枢を担う最高幹部達。そんな男たちが目の前に現れ、うち魔王は土下座までしているのだから、もう倒れたい。


 「はあ・・・まーた後始末は面倒になりそうだ。」

 「まあズミーラの葬式には最後まで参加したいので、もしよければご一緒してもいいですか?」

 「俺なんかでよければ献花しますよ。」


ああ。しばらくは混乱で寝られないかな。


 「そう。本来ならばこれが正しいんだけどね・・・」


小声でレノン様が何かおっしゃっていたが、うまく私は聞き取れなかった。



     ◇◇◇




 「〈闘気破砕拳〉!!」

 「フンっ・・・と。良くなったネ。渉輝クン。」

 「ありがとうございます。」


 あれから一年が過ぎた。来る日も来る日もひたすらに特訓を重ね、俺はそこそこ一端の格闘家へと至った。


 「ネクロ!〈呪い玉(カースボール)〉だ!」

 「ピューイ!!」


響也もネクロと心を通わせ、すっかり竜騎士っぽくなってる。ネクロもそこそこ大きくなって、今は小さめのトンビくらいの大きさになってる。ちなみに、ネクロの餌は団長特製の手料理だ。家がない俺達もそれを食っているんだがそれがまあうまい。特にいっつも栄養食しか食ってなかった響也は泣いて喜んでいた。「俺料理覚えようかな。」と言ってたくらいだ。時々いつか見たような光も出ていたが、本人はあまり気にしていない。


 「おい!どうしたんだネクロ!」


いきなり響也が大声で叫ぶ。どうしたのかとそっちを見ると、ネクロが地面に倒れ、羽で頭を覆いうずくまっている。


 「どうした響也。」

 「いきなりネクロが苦しみだして倒れちまった。さっきから念話で『タスケテ』とだけ聞こえるんだ。」

 「ピュッ・・・ピュイ・・・ピュイァァァァ!!!!」


うずくまってたネクロが雄叫びを上げ、響也に飛びかかった。


 「響也ッ・・・」

 「ちょっと待て。こいつは俺とネクロの問題だ。」


引っかかれ、噛みつかれながらも、響也はネクロを抱きしめた。




 

私的な話になりますが、今日で任期を終え、学校の局活動を引退したんです。その時、後輩だったりお世話になった尊敬する先生だったりにお疲れ様というメッセージを頂いて、柄にもなく泣いてしまいました。本当に嬉しかったです。こういうプラスな気持ちを大切にしていきたいです。私はこの局を永久に愛しています。

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