13 狼の宴
「如月空さんが目を覚ましました」
二週間後、空が目を覚ました。急いで皆駆けつけ、ベッドを取り囲んだ。世間話に、零と透が喧嘩をした話。その理由があまりにも空っぽだった話。それを静かに笑って聞いている。少し離れて聞いていた零に透が話しかける。
「おい、あいつ泣いたか?」
空の目が赤くなっていることに気付いた。零は少し下を向くと、小さく返事をした。
「うなされてたんだよ。あいつ」
透の息が詰まる。心の奥から何かが染み出てくる感覚がした。しばらく黙っていると零はおもむろに空に近付いた。
「空。この組織はもう立て直ってると思う」
突然の言葉にキョトンとした表情を見せた。そうして、空が決して見せることのなかった、はにかみの笑みを見せる。笑いに包まれた空間。風が病室に入りこみ、それに耳を傾ける。誰にも知られることの無い灰狼達の宴は、またどこかで開かれる…
ここまで読んでくださってありがとうございます。
灰狼達の宴。最終編。あっ終わった。
皆さん、一連の事件のもやもやはすっきりしていただけましたか?何か疑問があれば、感想に書いて下さるとありがたいです。編集いたします(できれば)
いやあ、疲れたwww手がブルブル。下書き出来てるのにpcに打ち込むのが面倒…これからも精進いたします。これからもよろしくおねがいします。では、ドロン☆




