プロローグ〜星に願いを〜
村塚雅です。
本日より〜願いが叶う星の夜空〜を連載します。
全くの初心者ですが、少しでも興味をもっていただければ幸いです。
この世界は美しいものばかりで溢れてばかりだ。
私達人間は、それらを奇跡や感動と呼んでいる。
しかし、その幸せは長く続くことはなかった......
「ここの特等席で見る夜空はいつ見ても綺麗だな!」
「本当に綺麗!!リュウ君と来れて良かった!」
俺達二人は近所の山の特等席でよく夜空を見に来ていた。
「そいえば10年後に日本で虹色の流星が見られるかもしれないらしいぜ!」
リュウセイの一言に、待ってましたと言わんばかりの顔でカグヤが笑みを浮かべる。
「知ってるよ!噂ではその流星を見た者は願い事が叶うんだって」
「願い事かぁ、それはちょっと本当であってほしいな」
彼女の方に振り向くと、なぜか彼女がソワソワしていた。
「なにソワソワしてんの?」
「リュウ君の願い事は何かな~って」
この落ち着きのなさは自分に関することを言ってほしそうに見えた。
「俺の願い事は内緒。けど、ちゃんとカグヤに関することだよ!」
「本当に!?私の願い事は何だと思う?」
このやりとりはもうお決まりみたいなものである。しかし、ここで適当な返答をしたら怒られる事は目に見えているから俺は真剣答えた。
「俺とずっと一緒にいれるようにとか?」
「ん~。おしいけど不正解!」
「降参!分からんよ。」
「この先の未来、生まれかわった未来でもリュウ君と出会うこと!」
こんな事言われたら誰でも顔が緩むものだが、ここでニヤついたらただの変態に思われるから必死にこらえた。
「素直に嬉しい!俺もその願い叶ってほしいな。」
「えへへ、大好きだよリュウ君!」
「俺もだよ!」
二人の雰囲気は恋人よりも夫婦のようである。その雰囲気がよんだのか夜空に流星が見えた。
「あっ、流れ星!!!!リュウ君流れ星だよ!!」
虹色の流星ではないが、無数の流星が夜空を舞っていた。
「さっきの願い事叶うかな?」
「叶うと良いな!」
(俺の願いは......)
この時の俺はまだ知らなかった
このときのわたしはまだしらなかった
この喜びが二度と感じられなくなることを
このしあわせがにどとかんじれなくなることを
君と
の未来が無くなることを
あなたと
だけど諦めるわけにはいかなかった
だけどあきらめるわけにはいかなかった
失くした未来を取り戻すため
なくしたみらいをとりもどすため
たとえ君と
敵として向かい合うことになっても........
たとえあなたと
to be continued...