存在を知ってる人
「こんな騒ぎを起こしてるんだ。あと一体は、どこにいるんだ?」
俺は辺りを見渡した。
すると、廊下の一番奥の部屋から最後の【イーバヤ星人】がこちらをじっと見ていることに気づいたが、それと同時に【イーバヤ星人】は部屋に身を隠した。
「見つけた」
俺は、奥の部屋に向かって全力疾走をし
部屋の中に入ったが、既に【イーバヤ星人】の姿はなかった。
「クソ、逃げられた……」
俺は初任務で、5体の【イーバヤ星人】を倒す事ができた。しかし、戦いに夢中になっていたせいで
1体を逃してしまった事が引っかかって遣る瀬無い気持ちになっていた。
「ダイくん。直ぐにそこを離れてください。逃した1体が仲間を呼ぶかもしれません。」
イチキさんの連絡を聞き、俺は廃墟を離れた。
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マスクを外し、俺は、【グレジタンス】の本部へ行く道中の都心を歩きこの街を見渡していた。
俺がいた世界とよく似てるけど、何というか少し発展してる街並みに俺は改めて自分が別の世界にきたことを実感していた。そんな時、ふと、人混みの中に目をやると、身長2メートル以上の大男が2人いることに気づいた。
「あれって……」
人間の服を着て紛れていたが
俺は、その存在を知り、直接見たから分かる。あれは【イーバヤ星人】だ。
しかし、奴らは人間に危害を加える様子はなく
普通の人間のように過ごしていた。
周りにいた人達も気にするようがない……というかデカい人間がいるくらいにか思ってないような様子だった。
「ここに暮らしてるほとんどの人が【イーバヤ星人】存在を知らないのか」
一体この世界に【イーバヤ星人】の存在を知っている人はどれくらいいるのだろうか?
そもそも、イチキさんは何故奴らの存在を知っているのか?
俺は、疑問に思いながらイチキさんのいる【グレジタンス】の本部へと向かう。
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