奴らの弱点
【イーバヤ星人】の胸の中心に刀が突き刺さった途端、黒目しかなかった目が、逆に全て白く変化した後、地面に倒れた。
イチキさんが読ませてくれた資料に書いてあった奴らの弱点……胸の中心にある臓器。人間でいうところの心臓だ。
「奴らは刀で斬っても時間が経てば再生します。頭を切落としても身体のみで行動する事も可能です。しかし、奴らの心臓を破壊すれば殺す事ができます。」
俺はニヤリと笑った。
「イチキさんの言ってた通りだ。」
倒れた同胞を見て4体の【イーバヤ星人】は、俺を警戒して、少し後退りをした。
俺はその隙を逃さず2体の【イーバヤ星人】の足を斬り、バランスを崩すことに成功。うち一体の心臓に刀を突き刺し倒した。この状況になり、ようやく【イーバヤ星人】は俺に攻撃を仕掛けにきた。一体は蹴り、もう一体は、俺を掴もうと手を伸ばした。
「はやっ」
恐らく、身体能力を上げていなかったらとても追いつけるスピードではなかった。
俺は、斜め上に飛び2体の攻撃を避けつつ、一体の頭を切落とし、もう一体の【イーバヤ星人】の心臓に刀を突き刺し倒した。
残り2体――
斬られた足の再生を終えた【イーバヤ星人】と頭を切り落とされ、身体のみになった【イーバヤ星人】が立ち上がり、俺は2体に挟まれていた。
刹那の静寂ののち、瓦礫が音を立てて崩れた。
それと同時に2体の【イーバヤ星人】は俺に飛びかかったが、俺は冷静にしゃがみ込み攻撃を回避した。
2体の【イーバヤ星人】が正面から衝突した隙を狙って
頭のない【イーバヤ星人】の背後に俺は回り、背中から
2体同時で心臓を貫き倒すことに成功した。
「はぁ……なんとか倒せた……」
緊張がほぐれ安堵した時、
「ダイくん。まだ油断しないでください。奴らは全部で6体います。」
イチキさんからの連絡が来て残り1体の存在を忘れていたことに気づいた。
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