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廃校探索

ナロと廃校へ到着し早速中を探索し始めた。

廃校の中は薄暗く常に不気味な雰囲気を醸し出し何処からか吹く風が恐怖を誘っていた。

拉致された人を隈無く探していたが校舎内には誰もいなかった。

他に人がいそうなところとして考えられるのは消去法で体育館だと断定しナロと共に向かう。

何故か体育館の入口は施錠されておらず簡単に開ける事ができ中に入ると相変わらず薄暗く辺りは蜘蛛の巣と埃に塗れていた。

予想が外れ体育館内に人影はなく念のためもう一度校舎内を見ようと出口へ向かった。

ふと、体育館の天井を見上げるとそこには2つの繭の様なものがぶら下がっているのを発見した。

大きさから見て繭の中に人がいるのは間違いなかった。


「ナロ、アレを下ろせるか?」


「うん、やってみる」


ナロの力を使い安全に繭を下そうとする。

ぶら下がった繭をよく見るともう1つ繭があった痕跡があることに気づいた。その瞬間何かが物凄い速さでこちらに突進してきた。

辛うじて俺とナロは回避し戦闘体制に入る。

突進してきた奴を見るとそいつは異常な体格に昆虫の様な見た目をしていた。


「お前が人を拉致したのか?」


「ジュルジュルジュル」


言葉を話さなかったが何か不気味で気色の悪い音を発していた。

そいつは再び突進してきた。

ダイは刀を強く持ち攻撃を仕掛けに行く。

繰り出された斬撃は体に深い傷をつけたがそれでも怯む事なくそいつはダイへの攻撃を続けた。

このままじゃ埒があかないと感じたダイは心臓目掛けて刀を突き刺そうと無理に突っ走ってしまう。

その隙を狙われ攻撃をモロに受けるダイ。

追撃を加えようと拳を振るいにくるそいつを見てナロは力を使いダイの体を動かし攻撃をかわさせた。


「私がアイツの動きを止めるから……その隙に」


ダイは体制を立て直し構えた。

地面を強く蹴り一気に距離を詰める。


「今だナロ!」


その掛け声の瞬間ナロは力を使いそいつの動きを止めた。刀はそいつの心臓に突き刺さり力が抜けた様に倒れる。またしてもナロの力を借りて脅威を倒す事ができた。

ナロに礼を言いぶら下がった繭を再び下そうとしていた時、何かがダイ目掛けて飛んできた。

そのことに気づいたナロはダイを押し除け身代わりに壁に貼り付けられ身動きを封じられた。

飛ばされたものは蜘蛛の巣のような粘性のあるものだった。


「君を拘束するはずがどうやら的がズレたようですね」


「誰だ!?」


「おやこれは失礼。私はロウグ」


そこには蜘蛛のように目が複数ある男がいた。

直感で分かる。こいつは【ランク2】だ。

ロウグを警戒しつつナロの方を見る。

身動きは取れなくなっているが蜘蛛の巣のようなものに毒や他の作用はないように見える。


「安心してください。私の糸で動けなくなっているだけです。マスクの人間……貴方の噂は聞いてますよ

【イーバヤ星人】(私たち)を狩ってるそうですね。

一体なぜそんなことを?」


「それはこっちのセリフだ【イーバヤ星人】(お前ら)はなぜ人を襲う……」


「襲う……否定はしません。ドクターS(サイダ)に会ったでしょう。彼から何か聞いてないのですか?」


「ドクターS(サイダ)?人間を進化させる研究をしてた奴か?」


「そう。彼が言っていたでしょう。私たちの目的を」


「理解してねーよ」


攻撃を仕掛けたが容易く避けられロウグの口から放たれた蜘蛛の巣で刀は手から離され壁へ貼り付けられてしまう。

武器を失ったダイは慣れない格闘ポーズをとり身構えた。

その最中、宙にぶら下がった繭の一つが蠢き始めていた。


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