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A班 (外)ファイル ― 人魚は楽器を弾かない ―  作者: ぽすしち
6. ホセの店

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店の中



  店の中はきれいに整えられ、すぐにも開店できそうな状態のままだった。



「猫、どこだよ?」

 ザックは念のためきいてみたが、空耳だった、とかるくケンにかえされる。

「裏のドアがあいたままだ」正面を壊すことなかったね、とルイが報告しにくる。

「店の奥の在庫置き場に、防水シートが広げられてるし、切り取られたロープもある」

 ジャンが《警備官》の仕事用である小型の懐中電灯をとりだし、あとは二階だな、と階段の上をてらした。



「 っ おっ ・・・リビア?」



 ライトの丸い明りの中には、オリビアが立ち、階段の下にたまる男たちをにらんでいる。



「あんたたち、 ―― いったいなんなの?ここはホセの店だよ?不法侵入ってことば知らない?」



「 あー・・・おれたちは、その、なんていうか」ジャンはついクセで、仕事中腰に携帯する対人用の棒をさがした。


「いくら上流階級だからって、人の家に勝手にはいっていいってことにはならないんだけど、しらなかった?」女は階段の上から動かない。



「そっちこそ、どうしてここにいるんだよ?」ザックがジャンの前にでた。



「あたしは、エレノアからこの家の鍵をもらってるからよ」パンツのポケットからだしてふったその金属がきらきらひかる。





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