十二家会合 ②
「やまと、良いか。」
「あぁ。」
キハの言葉にやまとさんが応えた瞬間キハが気を飛ばした。
飛ばした瞬間多くの使役が姿を消し、また人も倒れる者が現れた。
「やはり、キハの気は凄いな。」
帝も、使役している者がいるらしいが姿は現していない。
「はっはっ何が同等の力だ。大半の使役はすぐ姿を消し、自身らも気を飛ばしているじゃないか、馬鹿馬鹿しい戯言は言わぬことだな。」
キハが笑いながら、八家の者を眺めていた。
四家では、倒れる者もおらず使役も少し耐えかねているが全て残っていた。
八家は、当主ですら倒れている者が数名使役は大半が姿を消していた。
「雪女って、辛くても涼しい顔でいられるんだな。」
葵が、スイを見ながら言っていた。
「葵殿よ、雪女だからではなくスイの位が高いからです。」
葵の性格を知る者たちは苦笑いした。
「まぁ、これで分かったであろう。やまとの伴侶は菜々香にしか務まらんわなぁ。」
帝が、強い口調で場を治めた。
「菜々香様、日和様が手強き者と対峙しております。援護が必要と」
アヤメが少しの間私の側を離れたのは、強き者の気を感じてだからだった。
隣に座っていた翔矢がすぐさま、立ち父様に耳打ちした。
「やまと、翔矢は今出ている弐番隊の援護に行け。」
「葵様も必要かと思われます。」
「烏は喋るのか。」
葵は、アヤメを見ながら呟いていたが使役のラセンが大きくなり口に加えながら兄様達と一緒に出て行った。
「アヤメよ、どういった者だ?」
帝が、私の肩に止まるアヤメを見据えていた。
「はい手強き者が2体、1体は雷もう1体は分かりません。日和様のサエ様が雷に押されており、もう1体は他の隊員の方々が相手をしていましたが手も出せない様子でした。」
「日和姉様のサエ様が?」
「雷の方は多分ですが、高位の上に近い力でした。」
「なら私を行かしてください。」
私は、父様に直談判していた。
「菜々香はダメだよ、四柱が呼んでいるからね。」
帝は笑いながらこっちを向いていた。




