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四家会合 2

「今回は、すまない。」

父様と火撥家元当主 火撥昌也様に頭を下げられた。


「お前らの事を振り回してばかりだ。」

「父さんも水上のおじさんも気にしないで下さい。」

やまとさんは、冷淡な人だが身内には優しい。

「私もです、青龍様にも謝られましたし幸い許嫁はいなかったので気にしてはおりません。」

昨日、青龍様に呼ばれお話をした初めから謝られてばかりでこちらが申し訳なくなるぐらいだった。

やまとさんも、頷いていた。


「多分明日の十二家の会合では、八家が抗議してくると思う。」

「現最強のやまとの伴侶の座は誰でもほしいだろうからなぁ。」

2人はため息をつきながら悩んでいた。

「それは大丈夫です。菜々香ほど俺に釣り合う人はいません幼き頃の事もありますし、今回の事は必然に起こった事だと思ってます。菜々香の事は俺が全力で守りますんで安心してください。」

やまとさんは、私に笑いかけてくれた。

「まぁ、やまとなら安心して菜々香を嫁がせることができるからな、よろしく頼むよ。」

お父様とやまとさんが、握手を交わすのを見て自分がやまとさんの伴侶となるのを実感した。


「菜々香、使役の会わせをしようか。」

おじ様とお父様が退席して、やまとさんと2人きりになった。

「はい。」

伴侶になる者は、妖力の相性だけでなくお互いの使役する者の相性も大切だ。

「雪女のスイと八咫烏のアヤメでございます。」

「茨城童子のキハとぬらりひょんのダンだ。」 

お互いの使役する者を呼び出した。

やまとさんの使役するキハとダンは高位の中でも上だと聞いている。ぬらりひょんのダンはたまに会うことがあるが、茨城童子のキハとは初めてに近い。

「ダンは大丈夫そうだな、キハは気性が荒いし最高位にいるから後少しって感じだな。」

『そだのキハとスイは茨城童子と雪女だから相性は悪くない、我とアヤメは誰とでも合うからの。そなるとスイは高位の上、アヤメが高位の中だから二人ともの力がもう少し上がれば完璧よな。』

ぬらりひょんは、そのものの位や相性を見ることができるらしい。

「菜々香、少しずつ2人の力上げの練習を一緒にしようか。」

「はい。私自身の妖力もまだ上げれるらしいので頑張りたいです。」

私の妖力は、女性の中では1番だが青龍様がまだ上がるからと昨日言ってくれた。

『そだの、菜々香殿の妖力は凄く綺麗で優しいのじゃが多分奥にある強さを出すことができると思う。もしかするとやまとと伴侶の誓いを行うと出るかもしれん。』

伴侶の誓いは、お互いの無いところを補うという効果もある。

「菜々香、まだ少しいいかな。」

使役する者達を戻し、もう終わりになる時やまとさんが真剣な表情だったので姿勢を正した。


「菜々香、昔から君とは相性が凄く良いと思って父に許嫁にと言っていた、でも八家との事があるからと断られそこから君をかやと同じように妹のように接してきた。今回、菜々香を伴侶にと言われた際俺は喜んだ、ただ今まで菜々香は俺の事を兄としか見ていなかっただろ。」

思わず頷いてしまった、幼い頃からよく一緒に遊んでいたある時男性として見ていた事もあるけど、やまとさんが私を妹としてしか見ていないと分かって私も兄のように慕ってきた。

「伴侶となるならば、ちゃんと菜々香の事を愛したいだから菜々香も俺を愛して欲しい。少しずつでいいから。」

やまとさんは私の手を握って笑いかけてくれた。

私も同じ気持ちだと笑いかけた。

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