表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
49/131

第49話 事件の終わり

 その数日後、S.G.Gのメンバーが女子中高生を対象に性犯罪を行っていた事実は、各社新聞や報道番組で大々的に取り上げられた。


 連続性犯罪事件なだけでも大きなニュース性があるのに、それが本来犯罪者を捕まえるS.G.Gメンバーの仕業というだけあり、報道はかなり加熱していた。


 桐生さんの言ったように、同時にS.G.Gも大きなバッシングを受ける。桐生さんの謝罪会見の映像を見ない日はないぐらいだった。

 

 そんな中、僕の中に一抹の後悔がよぎる。


 ――本当に、オブシーンを捕まえてよかったのだろうか?


 もちろんオブシーンは犯罪者だ。捕まえなければならない。


 しかし僕たちがオブシーンを捕まえたせいで、S.G.Gは……桐生さんは大きな出血を強いられている。大バッシングで、S.G.G内の情報管理の体制なども変わっていきそうだった。


 もし僕たちがオブシーンを捕まえなければ、桐生さんはここまで困らなかったのではないか。そんなことを考えずにはいられない。


 だけどその数日後、そんな考えを吹き飛ばしてくれる出来事が起こる。


 またも証人として取り調べを受けに警察署に行った際に、オブシーンの被害少女に偶然会ったのだ。


 少女は「写真撮られてて、警察に言いたくても言えなかったので、助かりました」と、悲しい顔をしながらも笑っていた。


 オブシーンを捕まえたことで、確実に救われた人もいる。


 ――あの子の笑顔が、僕が行ったことに対する答えなのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ