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プロローグⅡ 2 君の境遇は僕に似ている

「いやぁ、それにしても楽しかったねぇ。」

「ああ、そうだな美鈴。」


二人は映画を見終わり映画館の外にいた。


「隣町まで来たかいがあったなぁ」

「そ、そうだね」

(お兄ちゃんの趣味って私には合わないかもなぁ……)

「いやっはぁ、やっぱり映画最高だったなぁ♪」


覚の好きな『仮面ファイター刀』の映画を見に行ったのである

覚は大興奮していた…周りは親子が多かったが…

無論、覚と同じ年や少し年上の人もいた


「さぁて、帰るか」

「少し待ってくれ、そこの人!」


見知らぬ青年があわてながら覚に話しかけてくる。


「ん、誰だ?」

「俺の名前は海藤 信也だ、少しいいかい?!」

「え?海藤?」


海藤という苗字は水穂関係で何度か聞いたことがあるので

覚は少しその青年が気になった。


「ん、ああ、そういうのは気にしないで」

「いや、しかし……」


そう言われても覚は気になる。


「いやいや、それよりもさ君さ…少し俺と付き合ってくれないか」

「へ?いやいや、ちょい!」

「少しでいいんだよ気もあいそうだし、てかこっちに来てくれ。」


突然連れて行かれる覚、それを速く走って追いかける美鈴

美鈴の身体能力は見た目に反してかなり凄い

格闘術はいろいろとマスターしている。


「なしてば俺はここに連れてこられて?」


どこの方言だろうか。


「いやぁ、こっちにも用があって」

「用とか言われてもこちらにも都合とかあるんよ」


そんなこんなで困っていると美鈴が走ってきた。


「待っぇぇぇぇぇ!海藤の一族の男ー!お兄ちゃん返せぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!」


すごいスピードで美鈴が走ってくる。


「ウェ!今はまだ多分覚さんは近くにいないと思うし」

「はて、俺がどうしたって?」


突然名前を呼ばれた覚は困惑する。


「え?俺はまだ君には何も言ってな……もしかして君の名前は覚なの!?」


どうやら知り合いに同盟の知り合いがいるようだ。


「お前の知りあいも覚なのか、あ、俺の名前は東龍 覚、よろしく」

「ああ、よろしく」


仲良く握手する二人。

何も言わずにそれを見ている美鈴。


「んでさぁ、何故ここに?」

「あっ!今、一人になると確実に誰かが俺の横に来る!」

「はぁ?意味がわからないんだが……」


慌てる信也。

それをみて困る覚。


「いいからさ、そういや君はいくつなんだ?」

「慌ててるときに聞く言葉?17だけども」

「何だ同じ年じゃないか。ははっ、仲良くなれそうだね」

「そうかね。それよりも慌ててるんじゃ……」


覚は何やら情緒不安定な信也を心配する。


「それもそうだ、早くどこかに行かなければ!」

「ならばどこに行くんだ?」

「そうだ、君の家に行かせてくれよ……家引越し作業でごたごたで」

「ん?そーなのか。まぁ、家も同じようなもので」

「へぇ、妹が突然4人できて居候が2人もすむ事になったのかい?」

「妹はいないが居候が3人できたがな」

「君も大変だねぇ……」


ぶつぶつと自分の身の上話をする二人

急がないとやばいのではないのか?


「よっしゃ!今から帰るところだったし、あって今日だが家にご招待だぜ♪」

「おお、ありがたいねぇ。今日はもう疲れたんだよ!」

「大変だろうなぁ……」

(お兄ちゃん何か同じ匂いのする人と仲良くなっちゃったんだねぇ……)


突然であった海藤 信也と仲良くなった覚……そんでもって家に連れて行くことになった

そういや家にいる二人の争いはどうなったのか……


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「僕女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」「野郎女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



争いはまだ続いていた…





続く

作者が書いた別小説とのクロスオーバーです

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