プロローグ4 別れと出会い…でいいのかタイトル
春香視点です
ふっふっふ。
このお邪魔虫君……君は覚君の好みに合わせているつもりだろうが……
君は覚君の一番嫌いな性格。
覚君は自分のことを様付けで呼ばれるのが大嫌いなんだ……
つまり君ははじめからこの争奪戦論外だね……
まぁいいや。
敵となるのは後の二人だね……海藤 水穂と蒼龍 美鈴か
てか僕のライバルは年下しかいないんだね……
てか他のみんなはハンデありすぎだし……
僕の余裕勝ちかもね。
「覚君は君なんか嫌いだと思うけどねぇ。僕はさぁ~」
「なっ、何をいいいますの?! そんなことないですわよね? 覚様!」
「ぶっちゃけると。泉はうざい!」
「ふぇっ、ふうぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」
うわっ!泣き叫びながら行っちゃった!?
まさか泣いて走って逃げるとは……
僕も予想外だよ。
てかどこにいく気なんだろう……
さてと、一応今は僕と覚君の二人だけになったわけだが……
たぶん他の二人も来るだろう……
「あいつはあのままどこに行く気なんだろうか……」
「僕は知らないよ。まぁ一人脱落だね」
「……ああ、そうね」
「まぁ、後二人いるけど僕は君を僕のものにしてみせるよ……」
まぁ、すでに僕の心は君のものなんだけどね。
覚君……
『ピーンポーン』
どうやら残りのどちらかが来たようだね。僕は負けないからね……
視点切り替わり 『覚視点』
あーあ。
泉は走ってどこかいくし……
また誰か来るし……俺は普通の生活できないのかなぁ。
『ガチャリ』
ん?誰か来たのか?
「兄貴! 今この部屋から飛び出していった女は誰なんだ! 私と言うものが……んあ?! 僕女!?」
「僕女とは心外な呼び方だね。一人称が僕女なんて僕以外にもいるだろう!」
「んだとぉ? 一人称が僕の女なんて早々いねぇだろうよぉ、なぁ僕女さんよぉ!」
「君って奴は~僕たちが中学3年年になって幸せにしていたと言うときに突然現れ僕たちを邪魔してくれたくせに!」
「知った事か! あたしは兄貴にほれたんだ! その心を偽る事なんてあたしにはできないよ!」
「そりゃ僕だって同じさ! それに早くから覚君とラブラブだったのは僕だよ!」
「んだぁぁぁぁとぉぉぉぉ?」
……あれ、俺って春香とラブラブだったか?
今の会話を聞きながら変なところで疑問を持つ覚であった……
続く
なんだろうかこの展開




