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プロローグ3 幼馴染は同じ狢

「なぜにして……なぜにしてここに来たと? 家を教えた覚えないんだけど」

「そんなの決まってるじゃん。許嫁候補だからだよぉ♪ あたしもね」

「うぇっ、ウェェェェェイ!? 真龍が!? なして?!」

「実はねぇ。隠してたけど実は僕も大手グループである『玄武グループ』の長女なんだよぉ~」


ウェッ? ウェェェェェェェェイ!?

玄武グループって、朱雀グループと日本を牛耳ると言われている4大グループのひとつで

ライバル的存在のグループじゃないか!?

なしてばこういう関係になっとると!?

はっ! そういえば美鈴は青龍グループの長女だって話を聞いたことがあるぞ……

水穂も後ひとつを牛耳る海藤グループの分家だと言っていた……

つまりは何か!

俺の結婚は誰を選んでもいい方向にしか転ばないってことなんだな!

てかなんか考えてることめちゃくちゃじゃないか!

と言うか、春香……お前はっ!


「春香! まさかお前、俺のこと好きなんじゃないだろうな?!」

「はっはは!好きじゃなきゃ許嫁候補になんかならないよ。馬鹿だね~」


うわっはぁ!

俺もそう思っておりましたとも……

そりゃぁ、小学校のときから中のいい異性なんだから

そういうように感情も発展しますわなぁ……

はっ、てかこいつと友達になったのも『上』からの操作なんじゃ……


「俺はお前が来るのは予想外だったよ……お前も父親の苗字だったんだな……」

「そのとぉりだよ。この真龍 春香。覚君のお嫁になるために今まで覚君だましてました♪ゴメンネ♪」

「あ、うん……許すよ……」


くっ。

このお気楽幼馴染め……ポニーテールの髪を揺らしながら言われたら俺は逆らうことができん……


「はっ、もしやその髪型とか全部俺の好みに合わせて」

「全く持ってその通り〜覚君の好みや趣味に無論合わせてまぁす♪」


考えたら……そりゃそうだよなぁ……

何年も一緒にいたら好みもばれるしな。

しかし、俺はこいつを嫁としてみることは簡単にできるもんじゃないんだがなぁ

仲のいい友達だったしな……


「覚様ー、いつまで玄関でお話をしている……ああっ、貴方はお邪魔虫!」

「おや? 君は2年前くらいまで僕達の邪魔をしてくれた子だね。あきらめて消えたと思っていたよ……」

「ふん。貴方は一般人でしょう、私を邪魔することなど……」

「ありゃりゃ…残念だねぇ♪ 僕は玄武家長女の娘なんだよ。将来的な跡取りになる予定のねぇ♪」

「なっなんですてぇぇぇ!」


続く


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