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第2話  普通ではないと言うのは普通こう言うこと

書くのにどれだけかかってこの内容量か……


「いろいろあって学校だよ!」

「何がいろいろあってなのかは分からないが確かに学校だ」


気が付いたら正月から月日がたった。

今日から登校日である。


「でもな、春香……今の状況わかるか?」

「ん? ああ、邪魔なのが覚君についてるよね」

「お前とかな……」

「なにそれ」


『ざわ・・ざわ・・』


「覚様~」

「と言うかあの日以来行方がしれなかった泉がここにいるのさ!」

「この日まで我慢していたんです。私は私を磨きに磨き……」


『ざわ・・ざわ・・』


「……あまり変わっているようにも見えないし、いい加減離れてくれ」


今の現状はこうだ。

いろいろな手続きがあるというので先に向かった水穂と美鈴。

そして邪魔ものはいないと二人でニコニコ笑いながら学校に来てみれば

門前に待ち伏せしていた泉が突如覚に抱きついた。

そしてそれを見て起こった春香も覚に抱きついた。

そして周りの生徒たちがその現状を見てざわつき始めたのだ……


「まぁ、隠し通せるとは思っていなかったんだが……」

「おい、東龍。お前……」

「お前はクラスメイト……」

「倉明斗な。スはいらないんだ」


別に中のいいわけではないがよく話すクラスメイト

倉明斗が話しかけてきた。


「前々から思っていたが……真龍と付き合っているとは思っていたがそれはなんだ?」

「クラスメイト……お前は言えない人の事情と言うものを知らないのか?」

「名前か名字で呼んでくれ……いや、名前で呼ぶほどの仲でもないが……しかし事情って……」

「覚様、何を話しているんです?」

「泉……とりあえずどこかに行ってくれないか……」


覚はやれやれと言うように頭に手を当てている。


「泉ったら覚君からの扱いが完全に悪い事に気がついてないの?」

「そんな馬鹿な! 朱雀グループの血をひくものがそんなことを……」

「朱雀グループ!? まさか東龍が朱雀グループの御曹司!?」


『ざわ・・ざわ・・』


「……泉」

「はい?」

「お前帰れ」

「ええっ!?」


泉は驚いたことでやっと覚から離れた。


「やっと離れたね。まったく……昔から泉はそうだね」

「そう、自分の悪いところにも気がつかない……」

「そんなことより東龍、お前……」

「……俺の平凡が……」


その後このことは学校中に広まった。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「野次馬が……」

「まぁ、気にしないで」

「いや、この後に起こることを考えると胃が痛くなる……」


現在は教室。

泉はあれだけいろいろあったのに別教室だ。

今いる野次馬は覚が朱雀グループの御曹司と言うのを聞いて集まってきた。


「この後には多分転校生で……」

「みんなー席に着けー」

「来たよ……」


覚がつぶやくと同時に先生が来た。


「今日は初日だ。そして転校生を紹介する」

「……」

「入ってくれ」


《ガラっ》


『ざわ・・ざわ・・』


「私の名前は青龍 美鈴」

「そして私は海藤 水穂」

「「お兄ちゃん(兄貴)の婚約者候補です!」」


『ざわ・・ざわ・・』


「…………」


もはや言葉も出なかった……



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「なぁ、出れそうもないんだが……」

「どゆこと? 僕は覚君にデレデレだよ?」

「私も~」

「あ、あたしもだせ!」

「……あ~うん。そうね……そうやね……」


覚はただ泣くしかなかった……

覚のすぐ周りには春香、美鈴、水穂。

そしてそのさらに周りには人だかりが覚達を囲んでいる。

ちなみに泉はいない。


「平凡遠いよ……普通遠いよ……」

「生まれたときからの宿命だね」

「宿命かよ!!」


《ドカシっ!》


覚は泣きながら机をたたいた。


「こんなの初めだけだよ。いずれ消えるって」

「いずれでも何でも特別扱いは消えねぇ~よぉ~」


覚の涙は枯れない……


「かわいそうな覚君……僕が慰めてあげよう」

「お兄ちゃんは私が慰めてあげる」

「あ、あたしが……」

「もういいわぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!」



これが普通の暮らしができない青年である。




続く

書き始めたのは先月終わりそして今さっき書き上げた……

かかりすぎだよ!

もう待ってる読者もいないよ!

いいよ、ニコ生見るよ!

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