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プロローグⅡ 5 ほらどうぞ そしてさよなら
【覚の家 リビング】
「特製のミートスパゲッティの完成~♪」
「わーい♪」
凄くうれしそうな声を上げる美鈴。
そして言葉には出さないが春香と水穂もすごくうれしそうだ。
「おやおや、君も料理がうまいんだね」
「君もと言うことは海東グループの御曹司も?」
「ああ、料理が得意さ」
覚は少し口に手を当てながら、その御曹司がどこまで似ているのかを考えた。
「ま、気にしても始まらんな……」
「? どうしたの覚君?」
「ん、いや。別に何もない……」
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【次の日】
「じゃあな、信也。達者でな」
「ああ。泊めてもらってありがとう」
「いや。いろいろ楽しかったよ」
「じゃあね。また」
「ああ。またな」
そして信也は地獄かもしれない自宅に帰っていった
次回に続く