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小説を書くときに使える難読漢字・表現 ー性格ー

作者: 夏野漣

今回は性格を表す難読漢字・表現を記載しました。あまり説明などでは使われず、会話の中で「○○のような人だ」と言うように使われます。


忠実忠実まめまめしい……誠実でまじめな人間のことです。そのまんまですね。

例文:彼は結婚してから忠実忠実しく働いている。

頻出度★☆☆


極楽ごくらくとんぼ……楽天的でのんきな人のことを指す言葉です。どちらかというと嘲るときに使われますね。

例文:私は君のような極楽とんぼではない。

頻出度★★☆


鹿爪しかつめらしい……まじめで堅苦しい人のことです。

例文:酒も飲まず鹿爪らしい顔つきで佇んでいる。

頻出度★★☆


朴念仁ぼくねんじん……愛想がない人のことです。

例文:彼女を見ると、朴念仁の彼でさえ鼻の下を長くする。

頻出度★★☆


海容かいよう……心が海のように広いことです。手紙で使われることが多いでしょうか。

例文:何卒ご海容ください。

頻出度★☆☆


海恕かいじょ……海のように広い心で許すこと。こちらも手紙を書くときに使われます。例文:御海恕願います。

頻出度★☆☆


快男児かいだんし……気のいいさっぱりした男を指します。別に子供でなくても

例文:彼はなにかと好色的な快男子だ。

頻出度★★☆


気丈夫きじょうぶ……気持ちがしっかりしていることです。

例文:彼女は気丈夫というか、度胸のある女だ。

頻出度★★☆


梟雄きょうゆう……荒々しくて残虐なことです。やはりオスのフクロウがそうだからこの漢字があてられたのでしょうか。どちらかというと冷静沈着なハンターというイメージがありますが。

例文:彼は英雄だったが、弟は梟雄と呼ばれていた。

頻出度★★☆


むくつけき……粗雑で洗礼されていない人を指す言葉です。

例文:熊のようなむくつけき男だった。

頻出度★★☆


豪放磊落ごうほうらいらく……気持ちが広く快活で、度量の広い人を指します。

例文:血気盛んで豪放磊落な大男だった。

頻出度★★☆


高慢こうまん……能力的に優れているからと他人を見下すことを言います。

例文:その貴族は高慢な態度を隠そうともしなかった。

頻出度★★★


傲慢ごうまん……おごりたかぶって人を見下すことを意味します。

例文:彼は決して間違いを認めない傲慢な人間であった。

頻出度★★★



最後まで読んでいただきありがとうございます。


次回の投稿は明日の18時頃を予定しております。ぜひご覧になって下さい。



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