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勇者でなくとも冒険を。  作者: どく
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#5 コンロ

説明パート忘れてたので割り込みです

呪文の解読。

魔法について調べていく中で俺が真っ先に取り組んだ課題だった。長年の研究でもなんの成果も出ておらず呪文を唱えれば魔法が放たれるという現象に誰も疑問を抱いていないのが不思議だったからだ。


だがこの謎はあっけなく解かれた。

例えばガスコンロに火をつけるにはどうしたら良いだろうか。簡単だ、スイッチを押せばいい。

いわばこれが今の魔法と呪文の関係なのだ。


だがもう少し丁寧に言えばプロパンガスを供給し火花を飛ばすことで火をつけることができる、と説明できるだろう。

言語としての呪文が表していたのはこのことだったのだ。


魔法は一見摩訶不思議なもののようであったがその根っこは意外にも理学に沿っていた。

そして解読が進まずいつまでも遺産のような過去の魔法を探すばかりだったのも同じ理由だ。


この世界では理学がほとんど発展していない。

原始人が火がつくのを見てガスの弁を開け火花で着火してるのだなと思いつくはずがなかったのだ。


呪文を解読した俺は同時に無詠唱魔法と魔法創造が可能になった。呪文とは過程のルーチンで意図した魔法がどのようなプロセスを踏めば放てるかが想像できれば不要なのだ。


これによって格段に幅の広まった魔法に俺はどんどんのめり込んでいったのだった。

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