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第16話


「てな感じですね。」

「……………予想外すぎた。」

『……わしの武器より性能が遥か上じゃないか。』


と、私の戦い方について、作った紙細工達についてお話しした。

ロルフさんの武器は自己防衛時に役立ってるからいいのだけど…魔物のドロップを持ってることを確認してきた後すぐに短剣強化のために、マイホームから出ていった。アイシャもついていった。剣を作るのをまた見たいといったので…

そして残った人たちとお話し中…


『早速狩りに行かないか?自分の目で戦いざまを見たい。』

『あ、俺も。』

『…そうねぇ。私も気になるわねぇ。』

「でも、ここら辺じゃ瞬殺でしょ?遠出したほうがいいよ。この国を出て近くの街にでもいく?」


国を出るのか。まあ、マイホームはこの国[マグナート]にポイント登録してあるらしく、マイホームの鍵を使用すればいつでも帰れるとのこと。行ったことがある街に行けるようにゲートをマイホーム内に設置することも可能だが、そのゲート作成にはIPがいるそう。それでも、どこで使ってもマグナートに帰れる鍵。

便利。

そんなことより、マグナートという名前だったんだ…知らなかった。


「それで、どこにいくのがいいかな…」

『いっそのこと我らの国に来てもいいんだが…』

『それはさすがに魔物のレベルが違いすぎるわ。やめましょう。そうねぇ、北の火山大地方面に行きましょう。あそこ周辺なら大丈夫でしょう。近くの街だと…フレイアランという大きな街があったはず。』


火山か…暑そう。

ナイトの1人は火無効だけど、他2人はそれついてないからなぁ。……んー。そうだ。


「あの、冒険は明日にしませんか。私そろそろ戻らないと。」

「あ。私もだ。」

『む?そうか。では、また明日だな。』

『じゃ、また明日。私たちは一度国に帰ってくるわね。』


「明日は一緒に来ます?」

『えぇ、それまでには帰ってくるわ。』

「では、また明日。」


そして、マイホームには私とヴァイスだけになる。

………シャールもログアウトしたね。さあ、さっさと作ってしまおう。



……

………


虹花のバッジ

7色の色がついた紙で作られた7色の花びらを特徴としたバッジ。裏面に金具が付いており、装備することが可能。7枚の紙で作られたため破れにくく、壊れない。※折り紙同好会クラメン専用

母の祈り効果…

環境対応化《灼熱の大地に行っても、空気のない虚無の世界でも、行動制限がかかることがない。》

全状態異常無効《暗闇、毒、火傷、麻痺、呪い、鈍重、病、混乱などの体に異常をきたす状態には絶対にならない。》

破壊又はクランマスターの許可なく譲渡不可。



………やりすぎた……

でも…人数分作っちゃったし…作った後で鑑定したらこうなったみたいな……まあ、クラメン専用だし…レギュラーメンバーにしか渡さないことにしようかな。うん。なんか考えすぎたかな…暑いところなら、暑いのを少しでも感じなくなったらいいなぁとか、火属性の魔物出たとき火傷しないようになったらいいなぁとか…燃えたり壊れたりしないといいなぁとか…私も手加減スキル欲しくなったよヴァイス。


キュ?


作成時も私から離れなかったヴァイス。作成する前はお腹に張り付いてたけど、折るの少し難しかったから後ろに回ってもらったんだよね。


「私の用事も終わったから、ヴァイスも又明日ね。」

キュ!


最期にヴァイスの頭を撫でてハグしてログアウト。




そして、いつも通り仕事をこなして、ログイン!

最近ゲームにハマりすぎかな。


「おぉ、マイホーム内だ。ここでログアウトしたからかな。……それにしても真っ白だし何もないなぁ。早く家具とか置いて部屋を作りたいなぁ。」


ーープレイヤーの皆様にご連絡。クランが規定の数以上作成されたことを確認しました。よって、特殊イベント開催予定日を放送します。特殊イベント予定日は○月□日日曜日の12時から開始いたします。イベント目的は、それぞれのクラン親睦会です。もちろん、競う内容もございます。奮ってご参加ください。尚、イベントポイント略してIPを多く集めることにより、マイホーム内をカスタマイズ可能となります。IPの取得方法は各イベントにより異なりますが、今回は生産、討伐、活躍の3種類のランキングがございます。ランキング上位のクランまたは個人プレイヤー様には豪華なアイテムの贈呈もございます。尚この放送はコンタクトメールとしても、全プレイヤーに送られる手はずとなっております。もっと詳しく内容を知りたい方はそのメールに記載しておきますので、じっくりとご覧ください。これにて放送を終了します。ーー


……おぉ!!!イベントだ!

メールに詳細が書かれてるのか!みんなが来るまで見ていよう!


ふむふむ、小さな村がいくつかあって、クランごとに違う村に移動。その小さな村の悩み事やクエストをクリアしていくごとにポイントがもらえると。悩み事には生産系、討伐系、発展系があって、最初の2つはなんとなくわかる。活躍系というのについて調べてみると、小さな村同士で競うお祭りがあってそれで活躍していく感じのよう。どうなるか楽しみだなぁ。


「あ!コトリさん!メール見ました?!」

「うん。今見てたの。楽しみだねぇ。」

「全種類ランキング上位目指しましょう!」

ぜ、全種類だと。

「そ、それは無理なんじゃ…」

「やってみないとわかりませんよ?」

「……まあ、目標ってことならいいか。」

「はいっ。」


『なんだ?どうかしたのか?』

『なになにー?』

あ、ロルフさんとアイシャがやってきた。

「イベントが開催されるとお知らせが届いたんです。」

『ほう、それは楽しみだな。頑張れよ。それと、この短剣を役立たせてくれ。』


短剣を確認。


ウルフDナイフ

攻撃力+25

ウルフの牙、ウルフ爪、ドックの牙を使用してフィールドナイフが強化された。素早く鋭く攻撃ができるようになった短剣。


「すごく上がってません?」

『だが、まだコトリの方が上じゃろ。素材がまた手に入ったらすぐに渡しておくれ。』

「…ありがとうございます。じゃ、お礼として、それと、クランメンバーの証として、これを。」

アイシャにはしゃがんでつけてあげる。


『わぁ!綺麗なお花!』

『………コトリ…。なんてもの作っとんじゃ!』

「……やりすぎたことは承知している。」

「…私にも見せてっ!…綺麗……ってなんですかぁ!」

「クランメンバーのレギュラーにしか渡さないものってことだから…」


それでも興奮冷めやまず、何度も念押ししてきた。もう…変なもの作らないよ。わかったから…。とりあえ龍王様とファラン様が来るまで折り紙を教えることで、話を逸らした。

まあ、2人が来た後も2人から念押しされましたけども。なんか、もうめんどくさくなっていらないならあげないと言ったら、いると即答された。あげるけども。


さー、冒険で何もなかったように振る舞うのです!



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