第13話
誤字修正しました。
ギルドカード ランクE
コトリ
討伐数…
ホーンラビ152
ウルフ136
ドック221
……あー。やりすぎた?
「…そろそろ帰ろうか。その、出てこないし。」
キュ〜…
そんなに楽しかった?まあ、手加減を覚えてよかったよ。
《ヴァイスLv1→6:コトリの契約獣》
体力 1000→1150
持久力 500→510
攻撃 200
防御 600
器用 10→70
運 20→30
スキル
・龍の威圧・爪・赤魔法・紺魔法・防御強化・言語(New)・手加減(New)
…
……
「というわけで帰ってきた次第です!」
『…狩りすぎだ。』
「まあ、ドックの数も落ち着いたんじゃないかな?」
『…まあ、報酬だ。ホーンラビが150だから…7500G、ウルフが130で6500G、ドックが220だから…22000G…合計36000Gだな。全部預金するか?』
「え、預金なんてできるんですか。じゃあ、30000を預金で残りをください。」
『あいよ。で、この後どうすんだ?』
「どうしましょうかね…………ちょっと試したいことあるので、図書館行きます。」
『そーかい。またなんか依頼取っておくから明日来い。』
「じゃあお願いします、マルガさん。」
マルガさんと別れて、図書館を目指す。ナイトたちは馬に乗って先導する。それを目で追ったり、道を開ける人たち。
結構面白い。
そこに前向いて歩かない人が突然現れて…踏まれることなく避けて進むナイトたち。
私も避ける。
でも、少しぶつかるというかぶつかられる。
明らかにぶつかってきた。
「おう?!前むいて歩いてたかぁ?おい。」
いや、あなたでしょう。
周りの目もかなり冷たい。
「…。」
「おいおい、なんだその目は?ああ?対戦でどっちが強いか……ってああ”ん?PVP不可だあ?」
「…。」
「おいおい、もしかしてPKが怖いたちかぁ?お嬢ちゃんよう。」
「…。」
「なんかしゃべれやぁ!」
「あ。」
「あ?」
「ファラン様、講習は終わったのですか?」
『ええ、終わったわ。……それで、彼とは知り合い?』
「さあ?私は知らない人です。」
『そう。』
絡まれてやることはとりあえず、知り合いを探す。変に返して言い合いになったとしても負けそうだし…
『ちょーっと彼とお話しするけど借りてもいい?』
「別にいいです。図書館に行く途中にぶつかられただけなので。」
『……そう。ちょーっとじゃなくて、しばらくにするわ♪』
「では、お願いします。」
「………ファラン?!ちょっっ!待て!ファランって龍王ゼクシアの嫁?!なんでんなとこっっ!!」
『私の可愛い息子の契約者に何しようとしたのかしら?えぇ?』
キュ!キュッキュ!!
『…ヴァイスが私にやっちゃえって可愛いっ。うん。殺っちゃうっ。』
怖い怖い。
最後の一言がおかしかった。
…………南無南無。
さて退散しますか。
ナイトたちが地面から足、腕に飛び移り最後に肩にたどり着いた。そこで三体とも座り込んだ。馬達はアイテムボックスにしまい込んでおく。
ここの方が守りやすいとか思ったのかな?
「じゃ。頑張ってください。」
「え?え”…………ぇ。」
私を見た後満面の黒い笑みを浮かべたファラン様を見て青ざめていく。
悲鳴が後ろで聞こえたけど知らなーい。
図書館にやってまいりました。…ヘルシャさんじゃなくて、丸い大きなメガネをかけた女の人が本を読んでました。
女の人は私を確認してすぐに本へと視線を戻しました。
私も会釈して、奥の机に座ります。さて、実験です。
母の祈りを使ったら魔法使いを作れるのかです。
そうですね。私やヴァイスの持ってない魔法がいいですよね。んー。確か、橙と青が私。蒼と赤がヴァイスでした。属性的には水、土、火、氷でしたっけ。…えっと、後下位の魔法は風と光と闇。風は色々と活用できそうですし…その前に魔法使いですね…。
風の魔法使いだとわかりやすいように緑の魔女っ子帽子をかぶせましょう。……武器は杖……風魔法使えますように…。あ、それと、防御力高い方が魔法使いはいいよね。……………
……
………
「よし。」
『……風の魔力?』
「うわっ。」
『……その人形に…風の魔力が宿ったよ。鑑定してみるといい。』
「え?…はいっ!」
すぐ後ろに女の子が立ってて、鑑定を勧められたのでやってみる。
風の魔力を宿した魔法使い
細かくまるで本物の人間のような紙で作られた人形。
母の祈りの効果…緑魔法、防御力+40
…おぉ!
「緑魔力が使えるようになってました!」
『……やっぱり。………君は人形師?まるで命が吹き込まれたみたいに動いている。』
ーー称号人形師を取得しました。ーー
「ジョブはテイマーなんですけどね。」
『……他にも作れる?もっと見たい。』
「いいですよ。人形ではないですがいいですか?…ナイトたちの装備を作りたいのですが…」
『…いい。ナイトというのは肩にいる子達?』
「はい。」
『前衛で戦うのだよね。剣だけじゃなくて槍とかもたせたらどう?戦略の幅が広がるよ。』
確かに。
「やって見ます。」
そして黙々と装備を作った。