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カルキュレイション ワールド 94頁

ーゴタン山・内部ー

白鳳と黒いローブを纏う二人が通路を歩く


(白)「ー⁉︎」


〝KEEP OUT〟の横断幕に一度足を止めそれを通過する


(犬兵)「ー‼︎ダメダメ勝手に入っちゃ!部外者立ち入り禁止だよ!」


解析班の見回り犬兵が白鳳と黒いローブの二人を制止する

白鳳は犬兵に手のひらをかざす


(白)「滅却…」

(犬兵)「ぎゃァァァァァァ!!!」


犬兵は燃え上がりデータと消える


(白)「関係者だよ…」


一言白鳳は放ち黒いローブと進んで行く



ー大広間ー

解析班が焼け跡の船を調べている


(犬兵)「アキさん!は…白鳳です!!白鳳が現れました!!!」


アキに警備の犬兵が駆け寄る

〝ゴォォォォォォォォォォォ〟

上階の覗き窓から炎が突き出す

〝ドサ〟

焼け焦げた犬兵が大広間に落ちてくる

すると脇の階段から右腕に炎を纏わせ白鳳が降りて来る


(白)「なんだこの状況は…‼︎蛙はどうした⁉︎何だこの犬どもは⁉︎」


白鳳は焼けた船や現状に動揺している


(アキ)「白鳳神琊だな…」


アキが歩み出る


(白)「…」

(アキ)「この世界をどうするつもりだ…時代の敗者よ」

(白)「…今も昔も変わらんさ」


白鳳は片腕を炎の翼に変え薙ぎ払う


(白)「フランマウンダ…(炎の波)」


大広間一帯を炎の波が押し寄せる


(犬兵達)「うわぁぁぁぁ‼︎」


その炎は犬兵達を焼き払う


(???)「御優しいですね」


黒いローブが口を開く

辺りは犬兵達が倒れこむ


(白)「…時期に消える」


白鳳と黒いローブは大広間の扉を抜け岩の扉から山岳へと抜ける



白鳳は微かに見える鼠王の城を眺める


(???)「御存知かと思いますが、犬王軍が牛王、猪王の領土を統治しはじめているとか…その騒ぎに黒鉄禅輝と言う人間も関わっている話も」


黒いローブが話す


(白)「イマクニ…黒鉄……ガネーシャ!5千の兵を率いて鶏王けいおうの元へ行け」


白鳳がガネーシャに指示を出す


(ガネーシャ)「御察し致します」


ガネーシャは白鳳と別れ歩き出した


(白)「さて、何を起こすか…イマクニ」


白鳳が微かに笑う



ーイウン地方・カトレア海岸ー

禅輝達を乗せた船はカトレア海岸に着く


(グパ)「おぉ!待っていたぞガウル!」


体格の良いパグが出迎える


(ガウル)「グパ殿、兵やちょ兵達は?」


ガウルは領内の状況を聞く


(グパ)「安心しろ!お前からの連絡のお陰で、猪兵もそうだったが、主人あるじがいなくなった事を知ると大人しくなりよる、一部では兵すら辞める者もでるくらいだ!」


グパは豪快に話す


(ガウル)「グパ殿早速だがこの者達を…」

(グパ)「大丈夫だ!準備はできとる!ほれ!」


ガウルの話しをかき消すグパ

グパの示す先には猪の引く乗り物が用意されていた


(ガウル)「すまんなグパ殿」

(グパ)「気にするな!行ってこい!」


禅輝達はガウルとグパのやり取りを見届け猪車ちょしゃに乗り込みボルブドゥール遺跡へ向かう




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