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カルキュレイション ワールド 84頁

鬼嵐と蒼葉の間に割って入る八戒


(蒼)「あ、ありがとう八戒」


蒼葉は腰が抜け尻餅をつく


(八戒)「(…なんて力だ)フン‼︎」


八戒は薙刀で押し返し振り払う

しかし鬼嵐は素早く距離を取る


(蒼)「外は大丈夫なの⁉︎」


蒼葉が八戒に聞いた


(八戒)「問題ない、作戦通り第一陣だけで二百の砲撃部隊を拘束し、更に後方からの増援でこの城は完全包囲した、残るは目の前の敵とハツネのみ!」


八戒が鬼嵐を警戒しながら詳細に答えた


(蒼)「八戒気を付けて、この鬼嵐って奴相当強いわよ」


蒼葉は立ち上がり矢を構える


(八戒)「鬼嵐だと⁉︎かつての国の〝守護神〟と謳われていたが…まさかこんな姿になっているとはな」


八戒は薙刀を握り締める


(ハツネ)「ん?ん⁉︎何故猪の者がいやがる‼︎次から次へと邪魔ばかり…ヒバナめ!」


ハツネが八戒に気付く


(ハツネ)「構わん!先ずはその猪の者を消してやれ鬼嵐‼︎」

(鬼嵐)「グルルルル…」


鬼嵐は八戒を睨みつける

〝フッ〟


(八戒)「コイツは任せろ!」


八戒は叫び鬼嵐の攻撃を薙刀で防ぐ


(キャミィ)「アタシの獲物だよ‼︎」


キャミィの拳が鬼嵐に命中する


(鬼嵐)「グギャー‼︎」


吹き飛ぶ鬼嵐

〝ガリガリガリガリガリガリ〟

しかし体勢を立て直し地面に爪を立て踏み止まる


(八戒)「邪魔はするなよ」

(キャミィ)「アンタこそ足引っ張るんじゃないよ」


八戒とキャミィは鬼嵐を見つめる

ハツネはその光景を眺めていた


(ハツネ)「役に立たん駒共め!なら俺様が消してやる人間‼︎」


ハツネが蒼葉に向かい走り出す


(オルガ)「勝負はついていないぞ!」


水の薙刀でハツネを食い止めるオルガ


(ガウル)「増強丸…」


〝ゴクッ〟


(ガウル)「ハァァァァァァァァ‼︎」


ガウルの筋肉が膨れ上がり白いオーラが体を包む


(ハツネ)「(まずい…挟まれた!)」


ハツネは横目にガウルを見た


(ガウル)「獣拳…」


ガウルの拳にオーラが集まりハツネに向かい走り出す

ハツネを食い止めるオルガ


(ガウル)「牙狼衝がろうしょうげッ……‼︎」

(ハツネ)「土霊どれい穴砂海けっさかい‼︎」


ガウルの拳より先にハツネの周りの地面が吸い込まれて行く


(ガウル)「うぉ⁉︎」

(オルガ)「…‼︎」


足を取られ地面に吸い込まれていくガウルとオルガ


(ハツネ)「残念!もう少しだったな!次は俺様から行くぜ‼︎先ずは貴様からだ!」


ハツネが拳を正面のオルガ目掛け振りかぶる


(オルガ)「ネロ・キニギ!(水射撃)」


オルガは地面に向け手のひらから水を勢いよく射出させ砂から抜け出しハツネの攻撃も躱す


(ハツネ)「チッ!」


頭上のオルガを目で追う


(オルガ)「滅殺!ネロ・ドリ=テオス‼︎(水神槍)」


オルガがハツネ目掛け右手の薙刀を投げつける

放たれた薙刀は形を槍に変えハツネに迫る

〝ビリビリ〟

ハツネの毛が逆立つ


(ハツネ)「アレはヤバイな…だが当たればの話だ!」


ハツネがその場を離れようとした時


(蒼)「逃さない!ショットアロー‼︎(拡散射撃)」


ハツネの脚に無数の矢と衝撃が走る


(ハツネ)「グォ‼︎(しまった…!)」


その瞬間オルガの槍がハツネを貫く












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