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カルキュレイション ワールド 81頁

切り裂かれるガウル


(蒼)「ガウル‼︎」

(オルガ)「…」


蒼葉が叫びオルガはただ見つめる


(チランチ)「フン、雑魚が」


チランチが微笑む


(ガウル)「残念だったな…」


チランチの背後から声が聞こえ


(ガウル)「蜃気狼しんきろう・クロスチェイン‼︎」


ガウルは腰の鎖を使いチランチを拘束していた


(チランチ)「クソッ!犬どもめ!」


バランスを崩し倒れ込むチランチ


(ガウル)「勝負は着いた!無駄な抵抗はやめて投降しろ鼠兵達‼︎」


ガウルが辺り一帯に叫ぶ


(ハツネ)「何が勝負は着いたって⁇」


どこからともなく声がする

〝ズドン!!!!!〟

中庭中央に砂煙があがる


(犬兵)「何が降ってきたんだ⁇」


犬兵が呟く


(一同)「!!!!!」


砂煙が晴れ辺り一帯が驚愕した


(ハツネ)「さぁ、続きを始めようか犬兵ども!」


鬼嵐の肩にハツネの姿があった



ーーラットキャッスル・城内ーー

廊下を走る禅輝とヒバナ


(禅)「くそッ!ハツネの野郎まだ企んでやがったか!」


焦りと苛立ちを感じる禅輝


(ヒバナ)「ハツネは最初から万が一オイラと兄貴の関係を考え、チランチに指示を出していた…そしてオイラ達を足止めをしてる間に鬼嵐隊長を使い、中庭で一掃する考えだったヒノね」

(禅)「安心しろ、あいつらは簡単に負けねぇし、お前の作戦もあって俺達はほぼ無傷でここまで来れたんだ、ヒバナ総隊長!」

(ヒバナ)「兄貴…」


涙ぐむヒバナ


(禅)「だがまだ終わってねぇ!ヒバナ!ここで負ければ全て水の泡だ!気合い入れてくぞ!」

(ヒバナ)「ヒノ!」


禅輝とヒバナは再び気合いを入れ中庭へ向かう



ーーラットキャッスル・中庭ーー

ハツネと鬼嵐からは息がつまる気迫が放たれる


(ハツネ)「チランチ、足止めご苦労だった」


殺気立つハツネ


(チランチ)「すいませんハツネ様、この様な事態になってしまい」


縛られながら言葉を交わすチランチ


(ハツネ)「やはりヒバナと繋がっていたか犬ども‼︎誰も生きては帰さんぞ!」


怒りに叫ぶハツネ


(ガウル)「全部隊退がれ!ここは俺とオルガで迎え撃つ‼︎」


ガウルは冷静に犬兵と鼠兵を退げ一歩いっぽ前に出るガウルとオルガ


(キャミィ)「ちょっと!こんな面白そうな展開アタシも混ぜなさいよ‼︎」


キャミィが二人の間を割って肩を並べる


(蒼)「…もー!私も闘うわよ!」


蒼葉も空気を読み前へ出る


(ハツネ)「不愉快だ…れ鬼嵐」


ハツネが肩から飛び降りると同時に鬼嵐の姿が消える

〝ダッ〟〝ダッ〟

ガウルとキャミィが急ぎ前へと飛び出し


(キャミィ)「瞬影爪しゅんえいそう!」

(ガウル)「掌狼砲しょうろうほう!」


キャミィの鋭い爪とガウルのてのひらから放たれる衝撃波が鬼嵐の動きを食い止める



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