表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/164

カルキュレイション ワールド 80頁

実験室で資料を見る禅輝達


(禅)「おにあらし⁇」


禅輝は不思議そうな顔をする


(ヒバナ)「そうヒノ!鬼嵐隊長ヒノ!隊長は五年前、ハツネの手によって公開処刑されたヒノ!」

(禅)「なんで公開処刑なんか…」

(ヒバナ)「隊長はこの国、随一の武力と優しさと正義感を持った隊長だったヒノ…けどハツネの傲慢ごうまんな政治に異議を唱え対立し、民衆の前ではりつけにされ、ハツネの暗躍部隊ハッカの手によって銃殺されたヒノ」

(禅)「ひでぇな…けど五年も前の奴の資料がこの実験室にあるって事は…」

(ヒバナ)「生きていたヒノ⁉︎」

(禅)「だとすると…中庭に戻るぞヒバナ‼︎」


禅輝達は急ぎ実験室を後にした



ーーラットキャッスル・屋上ーー

景色を眺めるハツネと鬼嵐


(ハツネ)「どうだ五年ぶりの外の空気は⁇」


ハツネが鬼嵐に話し掛ける


(鬼嵐)「……」

(ハツネ)「フンまぁいいさ、これから貴様には私の右腕となって働いてもらうぞ」


ハツネが鬼嵐に向かい語りかける

〝ザバァーーーーン〟


(ハツネ)「何だ!?」

突如中庭から屋上にまで水柱が上がる

ハツネは屋上から中庭を覗き込む


(ハツネ)「‼︎⁇…なんだこの状況は‼︎」


ハツネの目には犬兵に対抗する僅かな鼠兵の戦況が映る



ーー数分前・ラットキャッスル・中庭ーー

僅かな鼠兵と士気の高まる犬兵による激しい攻防戦


(ガウル)「鼠兵も僅か三十余だ!気を抜くな!このまま終わらせるぞ‼︎」


ガウルが犬兵に檄を飛ばす


(犬兵達)「オーーーーー!!!!!」


犬兵達の士気が上がる


(鼠兵)「調子に乗るなよ犬兵どもが‼︎」


鼠兵が剣や槍を突き出すが犬兵はそれを躱し急所に拳を繰り出し鼠兵に膝をつかせる

戦場のあちらこちらで捕縛される鼠兵達


(チランチ)「まずい…このままでは制圧されるまで時間の問題だ」


その状況を横目に見つめ呟くチランチ


(オルガ)「ネロ・トフェキ(水流弾)‼︎」


オルガの放つ水の砲弾がチランチに迫る


(チランチ)「風霊ふうれい・風障壁」


〝ザバァーーーーン〟

オルガの水の砲弾がチランチの手に造られた風の壁により阻まれ水柱が吹き抜けの屋上にまで立ち昇る

〝ガキーン〟

オルガは直ぐ様水の薙刀を手にチランチに討って出ていたがチランチの盾に防がれる


(チランチ)「威勢はいいがまだまだだな!この国落としたきゃ〝氷拳のレトリ〟ぐらいは連れてきやがれ‼︎」


チランチがオルガの薙刀を弾き返す


(ガウル)「退がれオルガ‼︎」


ガウルがチランチに真っ向から立ち向かう


(チランチ)「調子に乗るなよ犬ども‼︎風霊・風切かぜきり!」


チランチの腕から風の刃が伸びガウルを切り裂いた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ