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カルキュレイション ワールド 74頁

ーーヘルズパスと交戦の船上ーー


(禅)「オラァ!」


憑神を纏いヘルズパスの足を拳で弾き飛ばす禅輝


(蒼)「ヤッ‼︎」


蒼葉も憑神で矢を放ち絡む足を引き離す


(キャミィ)「瞬影爪‼︎」


キャミィも鋭い爪でマストに絡む足を切り裂く


(キャミィ)「ガウル隊長!準備はまだ⁉︎船が保たない‼︎」


キャミィは緊迫した面持ちでガウルに叫ぶ

その時ガウルの船にオルガの船から渡り板が掛かる


(ガウル)「よし‼︎全兵オルガ隊長の船へ移動する!急げ‼︎」


ガウルが犬兵に指揮を出し


(ガウル)「キャミィ!看板に全ての砲弾を並べこちらの準備も完了だ!我々も避難するぞ‼︎」


ガウルはキャミィに向かい叫ぶ


(キャミィ)「よし!禅輝!蒼葉!引くよ!」


キャミィが二人に声をかける


(蒼)「逃げるが勝ちね、倒せる気がしないわ…禅輝行くよ」


蒼葉が禅輝の襟を掴みオルガの船へ移動する


(禅)「おい!おい!まだ倒せてねぇぞ!」


引きずられながら避難する禅輝


(ガウル)「よし!全員避難したな!急ぎ距離を取り看板に並ぶ砲弾に大砲の照準を合わせよ‼︎」


オルガの船へ移動したガウルが指揮を出す

ヘルズパスは船体を破壊していく


(ガウル)「撃てーーーー‼︎」


ガウルの指揮が響き渡る

〝ドーン ドーン ドーン〟

無数の砲弾がヘルズパスの絡む船体を狙う


(禅)「おい、しっかり当てねぇと…」


禅輝がガウルの肩を掴んだ

その時辺りが光に包まれ沈黙が走る

〝ドーーーーーーーーーーン!!!〟

大爆発を起こし海が燃え煙が空へ上がる


(ガウル)「船体帆を張り、面舵一杯だ‼︎急げ‼︎」


ガウルの指揮通り帆が張られ船首が右に旋回し始めた


(蒼)「ねぇ…これってまさか…」


蒼葉が事態に気付き青ざめた


(ガウル)「皆衝撃に備えろ!来るぞ!」


その声と同じく爆風と荒波が帆を張る船体をおそあらがう術なく流される



ーー鼠国・東の海岸ーー

ヘルズパスの燃え沈む姿に動揺する鼠兵達


(カバラ)「ま…まさかヘルズパスが…何かの間違いバラ…」

(鼠兵)「報告!カバラ隊長‼︎こちらに犬王軍の船が爆風と高波に乗りこちらへ猛スピードで接近中‼︎」

(カバラ)「…っく、全兵後退!」

五百の海岸の兵は逃げる様に布陣を後退する


〝ゴゴゴゴゴゴ〟

しかしその直後鼠兵の布陣に船が地面を削り衝突する


(鼠兵達)「ぐわーー!」


その衝突に鼠兵の布陣は崩れ混乱が生じる



ーーオルガの船ーー

衝撃に備えていた禅輝達


(蒼)「なんとか無事だったみたいね…」


体を起こす蒼葉


(ガウル)「先の衝撃に敵鼠兵は弱り混乱してる!第一陣は早急に縄にて鼠兵の捕縛‼︎第二陣、第三陣は俺に続き鼠王ハツネを打つ!行くぞーッ‼︎」

(犬兵達)「オーーーーーーーーーッ!」


ガウルの指揮を筆頭に犬兵の士気が高まり進み出す


(禅)「よし!俺達も行くぜ!」


禅輝に続き蒼葉とキャミィも走り出す

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